ポニーリーグU-15女子日本代表がワールドシリーズ3連覇!関メディ小宮志織コーチも感激
予選から決勝まで7連勝で世界一
中学硬式野球のポニーリーグU-15女子日本代表がインドネシアで開催されたワールドシリーズで3連覇を果たした。
アメリカ発祥のポニーリーグでは男子のワールドシリーズを毎年開催しているが、女子のワールドシリーズも2023年から行われており、今年で3回目。U-15日本は初戦でU-13日本を6-0で下すと、アメリカに9-1、インドネシアに18-3、U-13日本との2戦目に4-2、アメリカとの2戦目に3-2、インドネシアとの2戦目に19-1と6戦全勝で予選ラウンドを突破した。
そして、予選2位だったアメリカとの決勝も6-2で快勝。第1回大会から3年連続で世界一に輝いた。
普段は兵庫県西宮市の野球専門校・関メディベースボール学院で指導している小宮志織コーチもU-15女子日本代表に帯同。3連覇に貢献した。
関メディベースボール学院提供
盛り上がる女子野球…引退後も野球に携わる先駆者に
小宮コーチはかつて女子プロ野球の大阪ブレイビーハニーズやサウス・ディオーネでプレー。現在は関メディ中等部で小西美加コーチらとともに女性指導者として男子中学生を指導している。
近年は女子野球も競技人口が増え、盛り上がりを見せているが、プレーヤーとしての引退後は野球に携わる機会がほとんどないのが実情。関メディに女子選手はいないが、元女子選手の受け皿になる狙いもあり、女性コーチを積極的に登用している。
小宮コーチは「私自身2年連続の経験で、昨年度の経験を活かし少しでもチームに貢献できればと思い臨みました。選手たちも初めは不安な様子でしたが、時間が経つにつれて打ち解けることができ、インドネシアという地で素晴らしい経験ができたここと思います。大会を通じて、自身の指導者としての課題、女子野球の課題を自分なりに感じることができたので、これからの指導に活かしていきます。世界大会を開催するにあたり、ご尽力いただいた方に感謝いたします。ありがとうございました」とコメント。
関メディ中等部の井戸伸年総監督も「ワールドシリーズ3連覇は日本の野球界にとって喜ばしいことです。小宮コーチも指導者として良い経験になったでしょう。日本代表での経験をチームに還元してほしいですね」と期待感をにじませた。
関メディベースボール学院提供
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記事:SPAIA編集部