七五三は天気にもあるんです…!11月最初の3連休は立っていられないほどの暴風も/2025年10月24日更新
北海道のあす11月1日(土)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
天気の七五三って?
七五三のシーズンですが、天気にも七五三があるんです。
こちらはあまり喜ばしいことではないですが、北海道にかかる等圧線の本数で風のレベルが分かるという七五三です。
3本は注意報レベルの強風、5本は警報レベルの暴風、そして7本は数年に一度レベルの危険な風です。
あす11月1日(土)夜9時の予想天気図を見て下さい。
なんと、等圧線がいっぱいかかっています!8本もあります!
7本を超えて危険なレベルです。低気圧に近い東部を中心にあす11月1日(土)は昼から夜にかけて、最大瞬間風速は陸上で35メートル、立っていられないほどの暴風や、海は7メートルの大しけ、釧路、根室地方は高潮による浸水にも警戒が必要です。そして、雨の量も多くなります。
道内、大荒れ…備えを!
あす11月1日(土)午後6時までの24時間にオレンジ色、東部や札幌周辺で50ミリを超えるまとまった雨になり、特に紫のエリアもある十勝地方の多いところで150ミリの大雨です。大雨による浸水や土砂災害、河川の増水にも注意して下さい。
大荒れの天気への備えが必要ですね。
できるだけ今夜のうちに家の周りの片付けや、スマートフォンの充電、ポータブルストーブの準備、ガソリンも満タンにしておきましょう。ハザードマップで避難所の確認もしましょう。
防災バッグの準備もしておくといいですね。
あすの雨と風の予想
あす11月1日(土)の雨と風の予想です。
朝8時は各地で雨が降り、太平洋側で雨が強まります。
矢印は風ですが、日高東部や十勝南部で紫色、20メートル以上の非常に強い風が吹きます。
今後の予想です。 昼頃が雨のピークというところが多くなります。
風は午後になると北風に変わり、オホーツク海側で暴風に警戒、札幌周辺でも風が強まります。夜はしだいに雨や風はおさまるでしょう。
11月1日(土)の天気と気温
3連休の初日から心配な天気ですね。
今は、大沼公園など道南でも紅葉が見ごろになっています。この風に耐えてほしいですね…
あす11月1日(土)の天気と気温です。
日中は各地で激しい雷雨となり、東部では暴風を伴うでしょう。朝からあまり気温が上がらず、寒く感じそうです。
根室花咲のあす11月1日(土)の満潮は昼の0時47分と、夜11時32分の2回あります。高潮のおそれもあるので、海に近づかないで下さい。
あす11月1日(土)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌は一日雨で、昼頃は激しい雷雨に注意が必要です。道南方面は午前が雨や風のピークで、浦河方面は暴風にも警戒して下さい。
道北・空知です。
昼頃は激しい雷雨のおそれがあります。宗谷地方は昼頃から暴風を伴い、倒木や飛んでくるものによる停電にも警戒して下さい。
道東・オホーツク海側です。
雨のピークは道東で昼頃まで、オホーツク海側は昼前後です。風は昼前から夜にかけて長い時間、警戒が必要です。高波や高潮にも警戒して下さい。
11月1日(土)からの週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
日曜は朝晩を中心に雨で、稚内は雪がまじります。月曜はオホーツク海側を中心に雨や雪が降り、峠では雪が積もるでしょう。寒い3連休です。
太平洋側です。
日曜の午前は晴れ間が出ますが、日曜の午後から月曜の午前にかけて、再び雨が降るでしょう。山沿いでは濡れた路面の凍結にも注意が必要です。
11月1日(土)~3日(月)の札幌の天気
3日間の札幌です! 土日月の天気をもんすけでお伝えします!
3連休はすっきりしませんね…
あす11月1日(土)は荒れた天気、日曜と月曜も傘が必要で、月曜は山で雪が降りそうです。寒い3連休になります。暖かくしてお過ごしください。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月~金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
※31日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU