フードドライブ 赤穂市役所でも月1実施
家庭で余っている食料品を集めて、困窮世帯や福祉施設、子ども食堂などへ無償提供する「フードドライブ」が毎月第2木曜日に加里屋の赤穂市役所で行われることになった。
主催団体は「食品ロス、空腹の人の両方を減らし、環境と人にやさしい活動」として協力を呼び掛けている。
赤穂市内では現在、みなと銀行赤穂支店、備前日生信用金庫赤穂支店が主旨に賛同して回収箱を常設。また、別の市民有志による「フードバンクあこう」が中広の市総合福祉会館で毎月第2・第4月曜日に回収と配布を行っている。関係者によれば、昨今の物価高騰のあおりで経済的に苦しい世帯の増加が顕著で、食品の無償提供を求めるニーズは以前より高まっているという。
市役所では4年前に単発で実施され、定期開催は初めて。市が場所を提供し、市民有志のグループ「フードシェアリング兵庫」が運営する。初回の5月8日にはSNSで知った人たちが米や牡蠣加工品、飲料水など約60キロ分を持ち寄った。集まった品物はフードバンクあこう、市や社会福祉協議会を通じて困窮世帯などに配られた。
次回は6月12日に予定。その後も第2木曜日の午前11時〜午後1時、1階エントランスホールにブースを設けて寄付を受け付ける。対象は▽米▽麺類▽飲料▽インスタント・レトルト食品▽調味料▽缶詰など保存食品▽菓子など。賞味期限が1か月以上ある未開封の品物に限る。野菜や果物も受け付ける。
問い合わせはTEL43・6807、ファクス45・3396(市社会福祉課)。