ひとり暮らしで必要な調味料リスト。最低限使うものから自炊に役立つアイテムまで
あなたのひとり暮らしにはどれが必要?基本の調味料リスト
ひとり暮らしで料理をはじめる際、必ず必要になるのが調味料。この記事では5つの用途別に、基本の調味料をご紹介します。
紹介するリストはこちら▼
最低限必要な調味料 / ・しょうゆ・塩・サラダ油
料理をしなくても役立つ調味料 / ・ソース・ケチャップ・マヨネーズ・コショウ・ごま油
そろえておきたい和風調味料 / ・味噌・みりん・酢・めんつゆ
簡単調理に役立つ調味料 / ・焼肉のたれ・アウトドアスパイス・味付き塩こしょう
料理の腕があがる調味料 / ・だしの素・コンソメ・鶏ガラスープの素・カレー粉・ポン酢
料理をする頻度やこだわり方などは人それぞれ。必要なものも変わってくるので、無駄買いしないように必要なものを事前に調べておくのがおすすめです。
下記では各調味料の特徴や種類、使い方を解説しているので、調味料を調達する際の参考にしてみてくださいね。
ひとり暮らしに最低限必要な調味料3選
しょうゆ
サッとかけるだけで料理がグンとおいしくなることから、「調味料の王様」とも言われている王道のしょうゆ。
炒め物や煮物などの調理にはもちろん、卵かけごはんもしょうゆさえあればおいしく仕上がるため、節約を考えなければならないひとり暮らしの強い味方と言えるでしょう。買ってきたお刺身を食べるときにも欠かせないアイテムですよ。
最近は開封後も極力空気に触れないよう作られた容器のものや、ミニサイズなどひとり暮らしにぴったりな商品もあります。減塩や薄口など嗜好やライフスタイルに応じてお好みのものを選びましょう。
塩
調味料の基本中の基本とも言える塩。煮物や汁物などのおかずはもちろん、お菓子作りにも欠かせない調味料です。塩にも減塩タイプのものや岩塩、ハーブ入りのものなどが販売されています。
ひとり暮らしの場合は袋に入ったタイプの塩を購入すると、月日の経過とともに固まって塩自体の質も落ちてしまう可能性があります。保存に便利なジップ付きのものや、瓶に入った少量タイプのものが良いでしょう。
サラダ油
和洋中、料理のジャンルにかかわらず使えるサラダ油はとても便利。炒め物や揚げ物だけでなく、目玉焼きやベーコン、ウインナーなどちょっとした料理にも役立ちます。
ごま油やオリーブオイルと比べてクセがなく、幅広く使えるのがうれしいポイント。使い切りに便利なミニサイズの商品もありますよ。
料理をしなくても役立つ調味料5選
ソース
ソースは冷凍のたこ焼きやお好み焼きなどを食べるときに欠かせないアイテム。普段料理をしない人でも、家に一本常備しておくと重宝しますよ。
また簡単に調理できる焼きそばや、野菜炒めなどの味付けとしても便利です。ソースがあれば何種類もの調味料を合わせる時間も省けます。
ケチャップ
スクランブルエッグや、ケチャップライスなど主に洋風のおかずを作る際に欠かせないケチャップ。
ひとり暮らしで本格的な料理はできないという方も、朝食のソーセージやベーコンに添えるのに役立ちますよ。またミネストローネやパスタソースを作る際にも活躍。使用頻度が少ないという方は、ミニサイズを購入するのがおすすめです。
マヨネーズ
ゆでた野菜や卵につけたり、ドレッシングの代わりにしたり……。冷蔵庫に1本は入れておきたい調味料マヨネーズ。お好みで納豆やカレーにプラスしてまろやかにするなど、味変調味料としても活躍します。
そのほかトーストに塗る、炒め物の油代わりに使うなど、さまざまなシーンで役立ちますよ。
こしょう
スパイシーな味わいが好きな方におすすめなのが、こしょう。冷凍チャーハンやレトルトのスープ、お惣菜のおかずなどに加えると、ピリッとした刺激と風味がアップします。
また醤油やみりんなどの液体タイプの調味料と比べると、賞味期限が長いのもうれしいポイント。ミルタイプのものであれば、こしょうのスパイシーな香りをより楽しめますよ。
ごま油
中華料理を作るときに欠かせないのがごま油。野菜炒めに使うと香ばしく仕上がり、あとは塩こしょうで味を調えるだけでおいしく仕上がるためおすすめです。
ひとり暮らしで料理はしないという方も、市販のスープやインスタントラーメンに数滴たらすと風味がアップしますよ。
簡単調理に役立つ調味料3選
焼肉のたれ
焼肉のたれは、醤油や香味野菜、フルーツなどがブレンドされた、コクと旨みたっぷりの調味料。これ1本あれば、炒め物の味付けが簡単に決まります。
また麻婆豆腐や煮込み料理などの隠し味として使う方法も。焼きうどんやチャーハンなど、和洋中いろいろな料理に使えますよ。
アウトドアスパイス
有名どころの「マキシマム」や「ほりにし」をはじめ、近年人気を集めているアウトドアスパイス。キャンプやバーベキューにはもちろん、普段の料理にも大活躍するんです。
人気なのが、目玉焼きの味付けに使う方法。いろいろなスパイスがミックスされており、炒め物やチャーハンなどが1本で本格的な味に仕上がります。
味付き塩こしょう
味付き塩こしょうは、塩とこしょうに旨み調味料がブレンドされたアイテム。ただの塩こしょうよりも味に深みが出るのが特徴で、炒め物、ステーキ、目玉焼きなど幅広い料理に使えます。
「買ってきたお惣菜がちょっと薄味だった」というときも、味付き塩こしょうをかければお好みの濃さに調整可能。もやし炒めやじゃがいも炒めのようなシンプルな料理も、味付き塩こしょう一本でおいしく仕上がります。
そろえておきたい和風調味料4選
味噌
和食の大定番お味噌汁のほか、炒め物や煮込み料理、漬物にも使える味噌。できるだけ調味料を少なくしたいという方は、だし成分がブレンドされた「だし入りタイプ」がおすすめですよ。
なお赤味噌、白味噌、麦味噌などいろいろな種類がありますが、定番を押さえるなら「合わせ味噌」を選ぶとグッド。開封後は冷蔵庫に入れる必要があるため注意してくださいね。
みりん
お米とこうじ、アルコールを原料として作られた調味料みりん。料理に照りと甘みを加えることから、煮物や魚料理などに欠かせない調味料です。
照り焼きや肉じゃがなど、和食の基本と言われる料理にはほとんどみりんが使用されています。和食を頻繁に作るという方や、いわゆる「お袋の味」で気になる彼の胃袋を掴みたいという方はぜひ持っておきましょう!
酢
酢の物などの和食はもちろん、ドレッシングとしても使えるお酢。酸味が好きな方は、煮物やスープの仕上げに加えるとさっぱりとした風味が楽しめます。
酢にはいろいろな種類がありますが、穀物酢と米酢が定番。なかでもクセがなくさっぱりとした味わいの穀物酢が王道人気です。
めんつゆ
塩こしょうなどを追加する必要がなく、そのまま使えるめんつゆは1本あると重宝します!素麺やうどんなど麺類のつゆとして使うのはもちろんですが、煮物や炒め物に使うと調理時間の短縮にもなりますよ。
ストレートタイプか希釈タイプかによって適正な分量は変わってくるので、使用する際は注意してくださいね。
料理の腕があがる調味料6選
だしの素
昆布やかつおぶしなど、和の素材と旨み調味料をブレンドした「だしの素」。お味噌汁のほか、炒め物や煮物、おひたし、和え物など幅広く使えます。
また和風パスタや和風チャーハンのような料理にも活用可能。和の味が好きな方は持っておくと重宝しますよ。
料理酒
臭みを消したり、料理にコクとまろやかさを加えてくれたりする料理酒。味の決め手となる調味料ではありませんが、料理をワンランク上の味に仕上げたい方には必須のアイテムです。
みりん同様、筑前煮や煮魚など、多くの和食に使用されています。便利なミニサイズもあるので、使い切れるか心配な方はまずは小さめのものを購入してみてはいかがでしょうか。
コンソメ
洋食を作るときに大活躍するのがコンソメ。野菜、肉、水と一緒に煮込めば、ひと皿で栄養たっぷりなスープが簡単に作れますよ。
コンソメは顆粒タイプと固形タイプの2種類があるのがポイント。顆粒タイプは量を調整しやすい、固形タイプは個包装になっていて使いやすいといったメリットがあります。
鶏ガラスープの素
サッと入れるだけで鶏の旨みとコクが感じられる万能スープの素、鶏ガラスープ。中華系のおかずはもちろん、白菜と鶏団子のスープなど和風テイストのおかずにも使えます。
顆粒タイプのため溶けやすく、時間のない方にもおすすめです。瓶タイプのものや、1回分ずつ分けられたもの、化学調味料無添加のものなど、種類はいくつかあるので好みに合わせて選んでくださいね。
カレー粉
定番調味料のみだと味付けがマンネリ化してしまうという方には、カレー粉がおすすめです。
肉じゃがにカレー粉を加えることでスパイシーに仕上がったり、唐揚げにつけてみたり、ポテトサラダに混ぜてみたりと使い方はいろいろ。もちろんカレー作りにも使えます。
ポン酢
ポン酢は柑橘系の果汁やお酢、しょうゆなどをブレンドした調味料。鍋のつけだれのほか、和え物の味付けや冷奴のトッピング、ドレッシングとしても使えます。
また炒め物や煮物、照り焼きなどポン酢で簡単に味が決まる料理も。塩こしょうで下味をつけた蒸し野菜にかけてもおいしいですよ。
自分に合った調味料をセレクトしよう
ひとり暮らしをスタートしたばかりだと、何をそろえていいか分からない人は多いはず。極力ムダなものは購入せず、節約しながらも自炊を楽しめると良いですよね。本記事でご紹介した調味料を参考に、ぜひ自分に合った調味料を選んでみてください。
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ライター:伊藤 千亜紀(フードアナリスト)