心のデトックス!今週末(5月2日~)日本のテレビで観られる「泣ける」韓国映画5選
韓国ドラマや映画の大きな特徴といえば、共感ポイントが散りばめられている点。
感情移入しやすく、感動作の場合は特に、気づいたら涙が頬を伝っていたという経験がある人もいるのではないだろうか。
なかには、気持ちの赴くままに泣いてストレスを発散、涙活目的で視聴する人もいるのだとか。
そこで本記事では、ドラマほど時間をかけずにサクッと心のデトックスをすることができる映画に限定し、今週末に日本のテレビで放送される予定の泣ける作品を5つ紹介する。
新年度がスタートして約1カ月。新しい環境にまだ馴染めずストレスを感じやすい時期の感情放出に、活用してはいかがだろうか。
(図)Danmee 日本の韓国ドラマファンが厳選!爽やか韓流代表 パク・ボゴム出演ドラマ
君の誕生日 (2019)
『君の誕生日』は、2014年に韓国で起こった”セウォル号沈没事故”を題材にした物語。事故で息子を亡くしたある家族の、悲しみや現実を受け入れていく過程が繊細に描かれている。
自責の念に苦しむ父や我が子の死を受け入れることができない母、複雑な心情の妹まで、彼ら彼女らを観ているだけでこみあげてくるものが。淡々とした演出のなかで、登場人物の感情にスポットを当てた物語と役者の熱演が、観る者の感情を刺激する。
●キャスト:ソル・ギョング、チョン・ドヨン、キム・ボミン、ユン・チャニョン、タン・ジュンサン 他
●日本放送情報:アジアドラマチックTV/ 2025年5月3日(土) 24:35
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
ボストン1947 (2023)
『ボストン1947』は、ベルリンオリンピックのマラソン競技に日本代表として出場した韓国人ランナーたちの実話を基に制作された、マラソン選手たちの葛藤や挑戦、希望を描いたハ・ジョンウ&イム・シワン出演作だ。
単なるスポーツドラマに終わらない作品で、日本統治時代や戦後の混乱期などを絡め、韓国人としてアイデンティティーの回復をはかろうとする選手たちの熱い姿が印象的。困難を乗り越えていく過程や、決勝戦でのあるワンシーンに感情を揺さぶられることだろう。
●キャスト:ハ・ジョンウ、イム・シワン、ペ・ソンウ、キム・サンホ、オ・ヒジュン 他
●日本放送情報:WOWOWシネマ/ 2025年5月4日(日) 午前10:30
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
光州5・18 (2007)
『光州5・18』は、1980年に韓国で実際に起こった”光州事件”をモチーフにした作品。ある兄弟にまつわる悲しい物語をメインに、市民に対する戒厳軍の鎮圧による惨状がありありと描かれている。
同事件を題材にした作品は複数あるが、韓国では群を抜いてリアルだとの評価で、悲しい歴史があったことを観る者に喚起して訴えかけてくる。犠牲となった無実の市民や、大切な人を失った者たちの人間ドラマも涙なしには見ることができない
●キャスト:キム・サンギョン、アン・ソンギ、イ・ヨウォン、イ・ジュンギ、パク・チョルミン 他
●日本放送情報:WOWOWシネマ/ 2025年5月4日(日) 午後2:40
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
国際市場で逢いましょう (2014)
『国際市場で逢いましょう』は、韓国で観客動員数約1426万人を突破した、ファン・ジョンミン主演の大ヒット映画。朝鮮戦争やベトナム戦争など激動の時代を生き抜いた男と、その家族の物語だ。
韓国近代史と共に繰り広げられる感動の家族愛や絆に胸を打たれた観客が多く、家族のために人生を捧げる主人公の姿が印象的。自身を犠牲にし時代に翻弄され、それでも懸命に前を向いて生きていく様は、どんな困難にも負けるなと励まされているような気持ちになるだろう。
●キャスト:ファン・ジョンミン、キム・ユンジン、オ・ダルス、チョン・ジニョン、チャン・ヨンナム 他
●日本放送情報:WOWOWシネマ/ 2025年5月4日(日) 午後0:30
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
1987、ある闘いの真実 (2017)
『1987、ある闘いの真実』は、キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ユ・へジン、キム・テリ、パク・ヒスン、イ・ヒジュン、ソル・ギョングなど、演技力に定評のある役者が集結した社会派映画。1987年に起きたソウル大学生の拷問致死事件をきかっけに、民主化運動へと発展していく過程を描いている。
一部フィクションが含まれているが全体的に実話を再現しており、各登場人物の視点から多角的にとらえられているのが特徴。理不尽な軍事政権下において、勇気ある者たちが命を顧みず立ち上がる姿や懸命にもがく様は、なんとも言えない感動をプレゼントしてくれる。
●キャスト:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ユ・ヘジン、キム・テリ、パク・ヒスン 他
●日本放送情報:WOWOWシネマ/ 2025年5月4日(日) 午後4:45
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
(ライター/西谷瀬里)