【札幌】士別サフォークの「士別成吉思汗すすきの店」で道民ソウルフード、ジンギスカンをとことん味わう!
北海道民のソウルフードはジンギスカン。お花見シーズンをスタートに夏のBBQなど道民の行楽シーズンに欠かせない“ジンギスカン”。その羊肉は、実はオーストラリア産やニュージーランド産がほとんどです。そんななか、ススキノで、道北・士別市の「ペコラファーム」が飼育する正真正銘の北海道産羊肉ジンギスカンを最上級においしく食べられるお店「士別成吉思汗」(しべつじんぎすかん)をご紹介します。
北海道士別市「ペコラファーム」直営ジンギスカン店
旭川市中心部から車で約60分のところにある士別市は、道内では“羊の町”としても知られ、市内の牧場ではイギリス原産のサフォーク種の羊を飼育しています。
そのなかで、「ペコラファーム」(旧・かわにしの丘しずお農場)は牧場、ジンギスカンやラムカレー、ラムハンバーグなどが食べられるレストラン、カフェ、そしてテントやキャンピングカーで利用できる夏季限定のキャンプサイトがある観光スポットでもあります。
「ペコラファーム」ならではの飼育方法で育ったサフォーク種の羊は、北海道はもとより日本でもめずらしい、香りが抑えられた美味しい国産羊肉として知られています。
そんな羊肉をジンギスカンと特製カレーなどの料理とともに提供しているのが2024年にススキノにオープンした「ペコラファーム」直営「士別成吉思汗」。
士別産サフォークの「ラムロース」(2,970円/以下、価格はすべて税込)、「ラムレッグ」(2,600円)や「ラム バラカルビ」(2,400円)、「北海道産野菜盛り合わせ」など好みの部位を楽しむ炭焼きジンギスカンを中心に北海道民のソウルフード、ジンギスカンを炭火焼きで楽しめます。
羊肉の美味しさをとことん堪能できる「ペコラファーム」のサフォーク種羊肉
牧羊ファーム直営ならではのこだわりが随所に光る「士別成吉思汗すすきの店」。 メニューにある羊肉のラインアップは、士別産サフォークのラム肉各部位のほか、オーストラリア産ラムやマトンから選べて、食べ比べができる充実の内容です。
注目した点は、この時期、牧場直営店ならではの「ホゲット」(時期限定)を食べられることです。 生粋の道産子ですが、“ホゲット”の存在をこの日初めて知りました。
ラムが生後1年未満の仔羊の肉に対し、「ホゲット」は、生後1年から2年未満の羊肉で、ラムよりも味わい深く、マトン特有の香りが少ないという特徴があります。
常に入荷できるわけではない希少な羊肉として、「士別成吉思汗すすきの店」では、ペコラファームから入荷がある時期に「ホゲット」を提供しています。
やわらかな香りと旨味、肉質のやわらかさなどが特徴の士別産サフォークですが、なかでも上記の写真のバラカルビは、脂の甘さと旨味に驚く部位です。
しつこくないおいしい脂をより堪能できるダイスカットが特徴。 一見、バラカルビの厚さに驚きますが、こんがり焼きあがった脂のおいしさは香ばしく、癖になるおいしさです。
そして、もうひとつ、「士別成吉思汗」のおすすめポイントは、赤身肉を食べるときに付ける「竹炭塩」。
バラカルビなどはタレもおすすめですが、レッグやショルダーなどの赤身肉は、 肉そのものの旨味がよりわかりやすい「竹炭塩」が断然おすすめです。
数十年間、道民をやっていますが、塩でいただくジンギスカンも今回が初めて。 羊肉のおいしさを直に味わえるようで、とても美味しくて新たな発見です。
また、スタッフの方に余裕がある場合は、絶妙な加減に羊肉を焼いてもらえることもあります。 特にロース肉は、レアで食べるのがおすすめ。 ふっくらと焼きあげてもらったレアのロース肉は、これまでのジンギスカンのイメージが変わるようなおいしさを堪能できます。
このほか単品メニューには、“本日のおすすめメニュー”として、サフォークとオーストラリア産、北海道産サフォークのマトン3種盛など、食べ比べセットメニューもあり、いろいろなコンセプトで食べ比べできる点が魅力です。
クラフトビールから北海道産ワインまで!ジンギスカンと楽しみたいドリンク
北海道産のアルコールをはじめ、ドリンクのラインアップも豊富です。
ジントニック(780円)やジンバック(780円)などには、「積丹ジン」を使っていたり、北海道産ワインにはジンギスカンにぴったりといわれるふらのワインの赤「羆の晩酌」(6,600円))、キャメルファーム(6,600円)や山崎ワイナリー(8,800円)のワインを飲むことができます。
ビールは、北海道ならではの「サッポロクラシック」(750円)がありますが、せっかくなら、士別つながりで飲みたい「士別クラフトビール」(850円)を!
士別クラフトビールと士別サフォークのジンギスカン、最高の組み合わせです。
「士別成吉思汗」ならではのアラカルトメニュー
ジンギスカンを食べに行って、これほどおいしいカレーに出逢うとは思いませんでした。 じっくりと煮込んだ本格カレーは、スパイスの特徴がハッキリと出ていて、やみつきになるカレーです。
そしてスプーンの大きさと比較するとわかると思いますが、ちょうどよいハーフサイズ。 カレーだけでも食べに行きたくなるような完成されたスパイシーカレーで、〆にちょうどよいサイズ感も魅力です。
ちなみに赤ワインともぴったりなスパイシーカレーでした。
「士別成吉思汗すすきの店」は、ジンギスカンと一緒に北海道産の野菜のおいしさも楽しんで欲しいとの思いで、タマネギは北見産を使うなど、季節により北海道産野菜の盛り合わせを用意しているなか、期間限定のメニューのひとつが「極太グリーンアスパラガス」(1本350円)。
ペコラファームの自社農園産で、太くて甘い北海道内でもなかなかお目にかかれないような立派なグリーンアスパラガスを収穫時期(4月下旬から5月下旬くらいまで)には食べることができます。
収穫からのタイミングが最も重要なアスパラガスですが、直営店だからこそ、よりジューシーで甘みがあり、やわらかいグリーンアスパラガスを味わえます。
このほか、「ラムの生ハム」(680円)や「石狩羊ののペコリーノロマーノチーズとクリームチーズ」(1,250円)、「士別サフォークの羊骨スープ」(780円)など、士別成吉思汗ならではのメニューがあります。
もうひとつのシメには、おいしいデザートを。
スイーツメニューは「石狩産羊乳リコッタジェラート」(480円)、「余市産いちごシャーベット」(480円)、「ハーフ&ハーフ」の3種類。
特に「余市産いちごシャーベット」はイチゴのつぶつぶ感や風味は、みずみずしいフレッシュイチゴを思わせる絶品。
「士別成吉思汗すすきの店」では、飲み放題付きのパーティプラン「スタンダード コンセプト」(7,000円)、「ゴールド コンセプト」(9,000円)、「プラチナ コンセプト」(12,000円)を用意しており、飲み放題はサッポロクラシック付き、500円プラスすると士別クラフト生ビールを付けることも可能です。
北海道産羊肉の極上ジンギスカンに舌鼓を打ちたいなら、「士別成吉思汗」、断然おすすめします。 とりわけ、北海道民にこそ、1度は味わって欲しいジンギスカンのお店です。
■士別成吉思汗(しべつじんぎすかん)すすきの店住所:札幌市中央区南5条西5-11 モモヤビル 9階 TEL:011-522-8429 営業時間:17:00-23:00(L.o 22:30) 定休日:不定休 アクセス:地下鉄南北線「すすきの駅」より徒歩3分 Instagram: https://www.instagram.com/shibetsu0429/
TEXT by 市之宮 直子