「デアデビル:ボーン・アゲイン」監督、デアデビルMCU映画化に意欲
マーベルの新シリーズ「デアデビル:ボーン・アゲイン」でエピソード監督を務めるアーロン・ムーアヘッド&ジャスティン・ベンソンが、「デアデビル」の映画化に意欲を示している。
米のインタビューで、“映画化したいマーベル・キャラクター” を尋ねられた2人。「ムーンナイト。いや、本当はデアデビルです」とムーアヘッドが答え、一瞬迷った理由をこう語った。
「最初にデアデビルと言わなかった理由を説明させてください。彼はすでに映画化されていると思ったんです。その後、あの作品は全く別ものだと気づきました。MCUには含まれないので、カウントされません。ただ、“いや、ちょっと待てよ、もう映画があるじゃないか” という考えがよぎったんです。」
ムーアヘッドが言及したのは、ベン・アフレック主演の2003年ののこと。20世紀フォックスが製作を手がけた、(MCU)に属さない作品だ。ちなみに、映像化権は2012年にマーベルへ戻り、2015年にはチャーリー・コックス主演で版ドラマ「デアデビル」(2015-2018)が登場。その後、コックス演じるデアデビルは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)で改めてMCUに合流し、「デアデビル: ボーン・アゲイン」で本格展開されることになった。
また、ベンソンは「デアデビル: ボーン・アゲイン」の作風について、「とても馴染みやすかった」とコメント。インディーホラー映画の監督としても知られる2人にとって、本作の地に足のついたリアルな世界観を手がけるのは自然な流れだったようだ。「現実世界のストリート・レベルに少し入り込むと、僕たちがインディーズ映画で撮影してきた世界と重なります。だから、僕たちは “風変わりなインディーSFホラー映画のツール” を引っ張り出し、それを本作で活かすことで、心から誇りに思えるものを作ることができます」。
なお、ベンソン&ムーアヘッドは、マーベル・ドラマ「ムーンナイト」(2022)でもその独自の映像表現で注目を浴び、「ロキ」シーズン2では全6話中4話の監督と、複数エピソードの製作総指揮も務めることになった。その手腕は、マーベル・スタジオのテレビ部門を統括するブラッド・ウィンダーバウムが「『ボーン・アゲイン』のトーンを確立する上で重要な存在。ストーリーの語り方、ドラマや緊張感を引き出す方法において匹敵する人材はいない」とほど。「デアデビル」の映画化が実現するかは未知数だが、2人はすでに「ボーン・アゲイン」シーズン2でも複数エピソードの監督を務めることが決まっている。
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