「洗濯機」の使い方次第で寿命は変わる。知っておきたい“水漏れ”が起きた時のただしい手順
洗濯機から水漏れが起きたとき、どんな対処をすべきかわかりますか? 迅速な対処は水漏れの被害を最小限に抑えることができます。今回は洗濯機クリーニング専門店のプロに「水漏れが起きたときの対処方法」を教えていただきます。水漏れのリスクを減らす普段の行動も合わせてご紹介します。
教えてくれたのは……東海エネテック株式会社
洗濯機掃除に特化した洗濯機のまじんを運営する東海エネテック株式会社。洗濯機の分解洗浄を専門とし、プロならではの技術で各ご家庭の洗濯機を徹底的にクリーニング。無料分解診断サービスも行い要望に沿ったプランを提供している。
水漏れが起きた場合にやるべきこと
洗濯機の水漏れが起きたときに確認したいことを4つご紹介します。発生したら落ち着いて、手順に従って対処しましょう。迅速な対応をすることで、水漏れの被害を最小限に抑えることができます。
手順1. 電源を切る
感電の恐れがあるため、まず洗濯機の電源を切りましょう。水に触れる前に必ず洗濯機の電源プラグをコンセントから抜いてください。
注意事項:水でぬれた手で電気系統に触れると大変危険です。洗濯機の電源を切る際は十分に注意をしながら行ってください。
手順2. 水道の蛇口を閉める
水漏れを抑えるために、水道の蛇口を閉めましょう。水道の蛇口を閉めることで、漏れ出す水の量を最小限に抑えることができます。
注意事項:蛇口を閉め忘れると水漏れが続き、被害が拡大する可能性があります。
手順3. 水道の元栓を閉める
安全策として、水道の元栓を閉めましょう。特に大規模な水漏れが発生している場合は必要な対処方法です。元栓を閉めることで水が流入せず、水漏れを完全に防ぎ、安心して水漏れの原因を探れます。
手順4. 床の水分を速やかに拭き取る
水が床に長時間残ると、カビの発生や床材の劣化、建物全体へのダメージを引き起こす可能性があります。タオルやモップを使い、できるだけ早く、床にたまった水分を速やかに拭き取りましょう。水を拭いた後は、乾燥させれば床へのダメージを最小限にできます。
今日からできる洗濯機の水漏れ対策
日々、適切な対策を行うことで、洗濯機の水漏れは防げます。水漏れの発生を減らすためにも、普段から心がけたい5つのポイントをご紹介します。水漏れのリスクを減らし、洗濯機を安全に使い続けましょう。
1. 洗濯物を詰め込み過ぎない
洗濯時に心がけたいこと1つ目は、洗濯物を詰め込み過ぎず、容量を守ることです。詰め込み過ぎると洗濯槽へ負担がかかり、水漏れの原因になる可能性があります。
2. 異物の混入に注意
洗濯時に心がけたいこと2つ目は、異物の混入です。ポケットに入れたままの硬貨やティッシュペーパーには注意が必要。異物は排水ホースの詰まりや洗濯機内部の部品の破損に繋がる可能性があります。
3. 防水パンの設置
大量の水漏れが発生した場合、本体や床材のダメージの予防には防水パンの設置が有効です。水漏れが発生した際、防水パンがあることで床が直接ぬれるのを防げます。
4. メンテナンスや掃除
定期的なメンテナンスやフィルターの掃除は、水漏れの予防になります。特にフィルターの掃除は水漏れには必須の対策で、定期的にゴミや糸くずを取り除きましょう。定期的にケアを行うことで、接続部のゆるみやホースの劣化など、日常では気づきにくい異常に早めに対応できます。
5. ホースの点検
ホースの定期的な点検も水漏れの防止に効果的です。ひび割れや硬化がある場合は、早急な交換がおすすめです。
注意事項:給水ホースは高圧に耐えられなくなった場合、急に破裂する危険があります。新品のホースに交換することで安全性が向上します。
修理業者に依頼すべきケース
洗濯機の水漏れは場合によっては、無理に修理をせず、専門の業者に依頼したほうがよいケースもあります。
・水漏れの原因が特定できない場合
・部品の交換が必要な場合
・自宅での修理が難しい場合
誤った修理や無理な部品の交換などは、故障の悪化やケガの恐れなどがあります。経験豊富な専門業者の適切な工具と技術で、洗濯機を長持ちさせることに繋がります。
※こちらの記事は提供者さまより許可を得て作成しています。
ayako/ライター