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釣ったゲスト魚で作る「簡単」レシピ:ダツの一夜干し 大名おろしで楽々下処理

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ダツの一夜干し(提供:TSURINEWSライター・松田正記)

磯釣りをしていると、思わぬゲスト魚が釣れることがある。ダツもその一つで、細長い体型と鋭い歯が特徴の魚だ。一部の釣り人からは「厄介者」扱いされることもあるが、実は一夜干しにすると抜群に美味しい。今回はダツを使った「一夜干し」の作り方を紹介する。

ダツの旬と特徴

ダツの旬は秋から冬にかけてと言われている。この時期のダツは脂が乗っていて美味しく、特に抱卵している個体は栄養価も高い。

平均サイズは50cm前後だが、大きいものでは70cmを超える個体もいる。釣り場では青白い体色と細長いフォルムですぐに見分けがつく。

ダツの持ち帰り方

ダツを持ち帰る際はその形状に合わせた工夫が必要だ。小型のものはクーラーボックスにそのまま入れられるが、中型以上になるとクーラーからはみ出してしまうことがある。

その場合、釣った場所で頭を落とし、体だけを収納すると扱いやすい。鮮度を保つために、氷や保冷剤を使ってできるだけ早く冷やすのがポイントだ。

ダツを捌く:大名おろしで簡単下処理

持ち帰ったダツはまずウロコを剥ぐ。ダツのウロコは非常に柔らかく、指や包丁の背で簡単に剥がせる。

ウロコを剥ぐ(提供:TSURINEWSライター・松田正記)

次に頭を落としてワタを取り除き、三枚におろす。この時、大名おろしを使うと短時間で処理が終わる。慣れれば1尾あたり3分もかからないので、調理初心者にもおすすめだ。

大名おろしがラク(提供:TSURINEWSライター・松田正記)

一晩干して旨味を凝縮

三枚におろしたダツは腹骨をそぎ取り、食べやすい大きさにカットする。その後、軽く塩を振り、冷蔵庫でひと晩干す。干すことで余分な水分が抜け、身が引き締まり、旨味が増す。このひと手間が味を格段に引き上げるコツだ。

焼き上げて美味魚に変身

干したダツは焼くだけで完成する。アルミホイルの上に魚を並べ、霧吹きで軽く水をかけた後、魚焼きグリルで焼く。焼き目がつき、香ばしい香りが漂ってきたら食べ頃だ。片面5分ずつ、計10分前後焼くのが目安になる。

アルミホイルを敷いて焼く(提供:TSURINEWSライター・松田正記)

ダツを美味しく食べてみよう

ダツは厄介者と思われがちだが、一夜干しにすることでその印象が一変する。ふっくらとした身と凝縮された旨味が楽しめる、磯釣りの楽しみを広げてくれる魚だ。この簡単レシピで、釣った魚を余すところなく味わう喜びを感じてほしい。

<松田正記/TSURINEWSライター>

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