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上越市清里区のこども食堂でスタバのバリスタ体験 「豆かす」使った絵の具でカードも描く

上越タウンジャーナル

新潟県上越市清里区「清里いばしょベース Cha-ya(チャヤ)」(高木桂代表)で2024年12月7日に開かれたこども食堂で、スターバックスコーヒージャパン(本社東京都)によるクリスマスイベントが行われた。子供たちがバリスタの仕事を体験したほか、コーヒー抽出後の豆かすを使った絵の具でカード作りにも挑戦した。

《画像:子供たちはグリーンのエプロンを身に着けて泡立てなどバリスタの仕事を体験した》

同社は2022年から、売り上げの一部を活用して「Be a Santa ドネーション」と銘打つプログラムを展開。パートナー(従業員)たちが地域の子ども食堂を訪問し、バリスタ体験会などを行うことで、子供に特別な時間を届けるほか、居場所作り、地域とのつながりの場の創出を目指している。全国で行われている取り組みで、昨年度は計36か所の子ども食堂に289人のパートナーが訪れ、子供たち1375人が参加した。

《画像:バリスタ体験で作ったドリンクを味わう子供たち》

「チャヤ」は、毎月第1土曜日に子ども食堂を開いており、今年3月のオープンから数え、今回で10回目の節目を迎えた。これからも人々が集まる拠点となることなどを願い、高木代表(42)が同プログラムに参加を申し込んだ。この日は子供から大人まで70人以上が訪れた。

同日、チャヤには市内に3店舗あるスターバックス各店からサンタ帽を被ったパートナーら6人が訪問。子供たちは抹茶やホワイトモカといった粉末状のフレーバーから好きなものを一つ選び、牛乳などを入れてパートナーからミルクフォーマーで泡立て方などを学んだ。完成したものは思い思いの場所に座って味わった。市立清里小4年の男児(9)は「抹茶味でとてもおいしい。泡を作るのが楽しかった。今度はお店に行ってみたい」と笑みを浮かべた。スターバックス上越高田城址公園店の水野光希ストアマネジャー(40)は「コミュニケーションが生まれ、子供たちも笑顔になっていた。地域とのつながりも大切にしていきたい」などと話した。

《画像:豆かすを使った絵の具でカード作りは子供たちが多数参加した》

《画像:粉末状のフレーバーから好みを選んで作った》

このほか、豆かすで作った絵の具でカード作りも行われ、子供たちが多数参加。完成した作品は上越高田城址公園店で飾られることになっている。また、コーヒーにフレーバーシロップを入れるなどし、アレンジコーヒーを作る大人向けプログラムも行われたほか、子供たちにはスターバックス商品などの詰め合わせがクリスマスプレゼントとして贈られた。

チャヤの高木代表は「いつも来てくれている子も初めて来てくれた子も喜んでいる。(スターバックスの)協力のおかげでチャヤを知ってもらえた。これからも人と人がつながる場にしていきたい」と話していた。

来年1、2月は降雪のため、こども食堂は休み。3月から再開する。

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