【合志市】元ザンビア日本大使館の公邸料理人が作る多国籍料理がとにかく絶品!「世界の惣菜バル マルーラキッチン」
フレンチにイタリアン、和食に中華など、各国の料理が味わえる専門店は数あれど、本格的な多国籍料理が一度に味わえるお店となると、なかなかお目にかかれませんよね…がっ! 元ザンビアの日本大使館の公邸料理人が腕をふるう、世界の料理が味わえるお店が、合志市にありますよ! 「ザンビアがどこにあるかはよくわからんけど、日本大使館で料理をふるまわれていたほどのすごい料理人のお料理が、こんなにも身近で味わえるなんて…!」とわくわくしつつ、お店にいってみました。
アフリカのアイテムがいっぱいのお店
「世界の惣菜バル マルーラキッチン」があるのは、合志市の永江団地近くで、ゆめタウン光の森から車で5分程度の場所です。
看板もたくさんあってわかりやすい、ガラス張りのお店です。
お店に入ると、テーブル席とカウンター席があり、壁にはアフリカで仕入れられたというインテリアや置物が多数飾られています。
カウンター前の壁にも、キリンや象がたくさんいて、いろいろと眺めているだけでも楽しいお店です。 「マルーラキッチン」のマルーラとは、アフリカのサバンナに自生する木だそうで、その発酵した実を食べると、動物たちが酔っぱらってしまうのだとか。たくさんの動物たちが集まるマルーラの楽園のように、人が集い、楽しくくつろげるお店にしたいとの想いで、マルーラキッチンと名付けられたそうです。
おすすめのデリランチ
ランチは、パスタランチコース(1,700円税込)、デリランチコース(1,800円)、肉ランチコース(1,900円)の3つのコースが用意されています。
パスタやデリの内容は、仕入れられた食材に応じて少しずつ変わり、パスタは約2週間、デリは1ヶ月~1ヶ月半で、すべての内容が変わるとのことで、何度来ても違う味を楽しむことができます。
冷たいデリ5種に、あたたかいデリ3種+1品で9種のデリが楽しめるという、おすすめのデリランチをいただいてみることにしました。
まずはレンコンのスープ。 上品でくせもなく、洗練された味のとっても美味しいスープです。
そして、新鮮な野菜が大きめのお皿にたっぷり盛られた、ボリューム満点のサラダ! サラダに添えられた低温調理されたチキンが、驚くほどしっとりした食感で、チキンの概念が崩壊するほど…! オリーブもたくさん入っていて、こちらも絶品です。
そして9種のデリの盛り合わせと雑穀米(バゲットか雑穀米を選べます)。
ラタトゥイユやお好み焼きポテトサラダ、砂肝ともやしの中華風など、和洋中入り混じったデリ類は、まさに世界の惣菜! 小エビのバジル塩こうじは、バジルの香りにまとわれたプリプリのエビが美味しく、お好み焼きポテトサラダも、青のりの風味と甘めのソースで、本当にお好み焼きの味で面白いポテトサラダ! 鶏レバーも、低温調理されており、しっとりとなめらかな食感で、真似しようにも、とても真似できない料理ばかり…!
手作りのオイルサーディンにチューリップのスパイスグリルも、風味が良くて、美味しいのなんの…! 里芋ジャーマンも、旬の里芋がおいしくて、どれも美味しくいただきました。
食後はコーヒーもあるので、美味しい食事の後もゆったりと過ごせます。 食材の美味しさを引き立てる丁寧で手の込んだ料理は、想像を超えるレベルで、本当にどれもこれも絶品でした!
海外で修業を重ねた料理人
こちらのお店は、オーナーの松本さんが、調理から接客まで、一人で切り盛りされています。
気さくな笑顔の優しい雰囲気の松本さんは、20代前半で青年海外協力隊でザンビアへ行き、料理学校の講師を務め、そのまま日本大使館の公邸料理人として、31歳までザンビアで働かれることに…。 その後も、東京のお店やケニアの居酒屋で働かれた後、地元熊本に戻られ、お店をオープンされる運びとなりました。 ザンビアの日本大使館における天皇誕生日のレセプションで、料理人として腕をふるわれたり、ザンビアの初代大統領とご挨拶される機会があったりと、食の外交官として、類まれな経験を積まれてきた松本さん。地元熊本に戻られた今は、熊本の農家さんたちとつながり、熊本の美味しい食材をふんだんに使った世界の料理を作られています。
珍しいクラフトビールや、ワインもたくさん用意されているので、夜はお酒を楽しみながら、世界の料理に舌鼓をうち、マルーラの木に集まる動物たちのように、のんびりと気持ちよく酔うのも良さそうですね。 ほかでは食べられないような料理が味わえる、ちょっと穴場の名店で、とってもおすすめですよ! ※記事公開直後は混み合う場合がございます。お一人で営業されているため、予約の上でのご利用がおすすめです。