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「カレーハウスリオ」はいずれココイチに迫るカレーチェーンになるかも!? なぜならあの会社が運営しているから……

ロケットニュース24

国内最大手のカレーチェーン「Coco壱番屋」は、2024年9月から前年に比して客足が落ちているという。値上げの影響によって客足が遠のき始めているのだとか。とはいえココイチの存在を脅かすようなライバルは業界に不在。牛丼チェーンがカレーメニューを充実させつつあるとはいえ、まだココイチに迫るとは言い切れない。

だが、もしかすると将来的に躍進する可能性を秘めたカレーチェーンがあることに私(佐藤)は気づいた。横浜発祥の「カレーハウスリオ」は、神奈川と東京にそれぞれ4軒ずつ出店している小さなチェーンだ。しかし運営元はあの大企業だ。これは後々店が増えそうだぞ……。

・あの会社が運営

カレーハウスリオは、2023年10月にJR新宿駅東口の改札外に出店している。普段新宿駅を利用する私は、かねて出店していることを知っていた。横浜にもお店があることも知っているけどお店を利用したことがなく、いつも店の前を素通りしていた。

そんなある日のこと、6月12日にJR高田馬場駅にも出店するというニュースリリースを目にしたのである。そこで運営会社を知ることとなった。その運営元とは……

「株式会社JR東日本クロスステーション」である!

どうりで新宿駅や高田馬場駅に出店できるわけだ。そうでなければ、主要駅の改札出てすぐなんてところにお店を出すのは難しいはず。ちなみに横浜の店舗(ジョイナス店・上大岡店)は、創業会社の「株式会社リオ」の運営である。

いずれにしても、都内ではJR東日本のグループ会社が運営していることから、今後主要駅に続々と店舗を構える可能性も十分に考えられるのである。

またJR東日本クロスステーションは、カフェ「ベックスコーヒー」やそば屋「いろり庵 きらく」なども展開しており、JRの駅だけでなく、最近は東京メトロ新高円寺駅の最寄にいろり庵を出店している。つまりJR沿線を問わずに店舗を展開できるだけの店舗運営能力を有している。それを踏まえると、やはりリオのさらなる躍進も十分あり得るのではないだろうか。

・65年の歴史あるカレーの味

さて、そんなリオの味を知らないので、高田馬場店を利用してみることにした。お店は高田馬場駅早稲田口を出てすぐの券売機の真横にある。ついでにいうと、逆隣はベックスコーヒーだ。

メニューを見ると、リオについて詳しく記されている。1960年創業で17種類のスパイスを使用したオリジナルのカレーソースを提供している。この65年間、基本の味は変わらないのだとか。

そんなリオ(株式会社リオ)がこのお店の味を監修しているとのこと。つまり横浜リオが本家で、JR東日本が運営する2店舗はいわば分家ということになるだろうか。

ここのお店ではナポリタンとミートソースのパスタを提供している。調理は炒め調理ロボットが行っており、リオの中でもここだけなのだとか。そのロボの実力、気になるな……。

ではさっそくナポリタンを……、と思ったんだけど、カレーは写真を見ると食いたくなっちゃうんだよねえ~。昨晩、ちょっと忙しくて晩飯食えなかったから、とにかくガッツリ食いたい気分。そういう時ってナポリタンよりもカツカレー食いたくなるやん?

よって、カツカレーを頼んでしまいました。「リオの三元豚カツカレー」(税込980円)です。トンカツの誘惑に負けた……。

参考までに値上げが続くココイチのロースカツカレーの値段は税込998円。近頃は外食で1食1000円はだいたい相場なので、比べてみるとココイチもそこまで高いわけではない気もするが、とはいえ、以前より高くなったのはたしかだ。

平たい皿にたっぷりのカレーソースと揚げ立てのトンカツ。空腹を満たすのにふさわしい一品といえよう。では頂こう。

まずはカレーの味をたしかめてみよう。スプーンですくってひと口含むと……、口当たりはまろやかで割とサラリとしているのに、味は濃い。鶏肉と鶏ガラから出汁をとり、甘味は玉ねぎ・りんご・にんじん、それからマンゴーチャツネで出しているそうだ。

甘さに深みと奥行きがあるから濃く感じられるのだろう。小麦粉の使用を控え目にしているから、口当たりがサラリとしている。全般的に味にくどさがない。しかし濃いのである。

カツは薄い衣でサックリしており、カレーとの相性はとても良い。大豆油を使用しているそうなので、ほのかにコクを感じる。

カレーソースはご飯を食べるのに十分な量だ。だが、ひと口食べると妙にクセになって、ついおかわりしたい気分になってしまう。野菜の甘さがやたらと食欲をそそる。メニューにはないが、このソースでカレードリアを作ったら美味しいかも。追加トッピングのチーズとの相性をかなり良さそうである。

ということで、このたしかな味をJR東日本の出店戦略に乗せれば、またたく間にお店が増えることも考えられる。今後の店舗展開が気になるところ。そしてこれからのカレー業界の動向にも注目したい。

・今回訪問した店舗の情報

店名 カレーハウスリオ 高田馬場店
住所 東京都新宿区高田馬場1丁目35-2
時間 7:00~22:00 土日祝7:00~21:00

参考リンク:PRTIMES、JR東日本クロスステーション(PDF)、カレーハウスリオ、Coco壱番屋、東洋経済
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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