マーベルドラマ「ワンダーマン」は全8話構成の「ハリウッドへのラブレター」に ─ 原作オマージュもタップリ
(MCU)の新作ドラマ「ワンダーマン(原題)」が全8話構成のシリーズとなることがわかった。ポッドキャスト番組「」にて、マーベル・スタジオのストリーミング&テレビジョン部門を統括するブラッド・ウィンダーバウム氏が明かした。
『アクアマン』シリーズのブラックマンタ役で知られるヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が主演を務める本作は、ワンダーマン/サイモン・ウィリアムズを主人公に“ハリウッドを風刺する”内容になるとのこと。ティザーでは、サイモンが“ワンダーマン役”のオーディションに参加する様子や、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)を経てハリウッドにたどり着いた役者のトレヴァー・スラッタリーも姿を見せている。
数々のMCU作品でプロデューサーや製作総指揮を務めてきたウィンダーバウム氏は、以前“全10話構成”とも報じられた「ワンダーマン」のエピソード数について、「どこで話がまとまったのか覚えていませんが、『ワンダーマン』は8話だと思います」と回答。従来、MCUのドラマシリーズは6話構成のものが多かったが、現時点での最新作(2024)は全9話。「ワンダーマン」もそれに近いエピソード数となる。
ウィンダーバウムは本作について、「素晴らしいキャラクター、サイモン・ウィリアムズとトレヴァー・スラッタリーという奇妙なコンビのダブル主演です。あまりストーリーの詳細には触れたくないのですが、みなさんのプロットの予想を目にするのはすごく楽しいですね」と話した。
また、「ウェストコースト・アベンジャーズのファンなら、サイモン・ウィリアムズについて少しはご存じでしょう」とヒントを出してもいる。ウェストコースト・アベンジャーズとは、ニューヨークを拠点とする本家アベンジャーズから派生した西海岸を守るBチームで、コミックのワンダーマンは初期メンバーのひとりだ。「(コミックのファンなら)この番組に込められた原作へのオマージュに喜んでもらえると思います。そして、この作品は色んな意味でハリウッドへのラブレターです」
出演者はヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世のほか、などでマンダリンを装っていた売れない役者トレヴァー・スラッタリー役をベン・キングズレーが再演。サイモンの兄・エリック役で「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」のデミトリアス・グロッセ、「マインドハンター」(2017-)のローレン・グレイジア、『トップガン マーヴェリック』(2022)のエド・ハリスらも出演する。
クリエイターは『スパイダーマン4(仮題)』『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のデスティン・ダニエル・クレットン、「ブルックリン・ナイン-ナイン」(2013−2021)のアンドリュー・ゲスト。エピソード監督はクレットンのほか、『フォトグラフ』(2020)のステラ・メギー、「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃」(2023)のジェームズ・ポンソルトらが務める。
「ワンダーマン(原題)」は、2025年12月ににて配信予定。
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