【旬の海鮮や美酒に魅了される】富山のアンテナショップ「日本橋とやま館」(日本橋)
◆【旬の海鮮や美酒に魅了される】富山のアンテナショップ「日本橋とやま館」(日本橋)
地方のアンテナショップを巡って東京で旅気分! 東京の日本橋にあるアンテナショップ「日本橋とやま館」は、ショップ、バーラウンジ、和食レストラン、観光交流サロンを兼ね備えた富山の情報発信拠点。立山連峰の稜線をイメージして作られた組子細工の大壁面をはじめ、立山杉など県産の木材や伝統工芸品に包まれた店内は圧巻。大自然の息吹を感じながら、買い物したり、美食や美酒をたしなんだり、思い思いの時間が過ごせる。
◆アンテナショップのスタッフに聞く、「日本橋とやま館」のここがスゴイ
写真上/ショップフロアには、特産品や伝統工芸品などが並ぶ 左下/「もなかの『も』」の「スティック 胡麻とプレーン 32本入り」と「皿 ミックス 24枚入」(各594円) 右下/ゆらゆらと揺れ動きながら、温かく優しい音色を響かせてくれる「りんごりん」(14300円)などのおりん
職人の技とアイデアが光る商品が続々登場
標高3000m級の山々が連なる立山連峰や、水深が1000mにおよび“天然のいけす”と呼ばれる富山湾など、高低差4000mの大自然に抱かれた富山は美食の宝庫。「日本橋とやま館」のショップフロアには、海、里、山が育む県産食材が豊富に揃う。
「冷蔵・冷凍コーナーのおすすめは、「冷凍生ほたるいか」(27尾1296円)。富山湾のホタルイカは丸々と太っていてプリプリ。朝獲れのホタルイカを急速冷凍してあるため、自然解凍で肝まで生食でお楽しみいただけます。
お菓子コーナーは、老舗が作るアイデア商品に注目です。最中の皮の専門店が作る「もなかの『も』」は、サクっと香ばしい最中の皮を、スプーンや小皿に見立てた商品。富山県民が大好きなあんこやアイスクリームと一緒にどうぞ。創業350年以上のあめ店が手がける「三嶋豆」(80g 432円)は、富山県産大豆を芳ばしく煎りあげ、麦芽水飴と上白糖で仕上げた伝統の豆菓子。カラフルな色合いとかわいいパッケージが好評です。
クラフト・工芸品コーナーには、伝統工芸の「越中和紙」で作った雑貨や、万華鏡のように美しい絵柄が浮かび上がる螺鈿ガラスのグラスなどが並びます。高岡銅器の職人の技が光る真鍮製の「おりん」は、リンゴ型や象型など愛らしいデザインが喜ばれています。
同店ではイベントも盛りだくさん。富山の自然や風土、食文化、受け継がれる伝統工芸の技を伝える、企画展示やトークイベント、ワークショップを開催しているので、ぜひお立ち寄りください」(館長代理・瀬川裕子さん)
◆「日本橋とやま館」に行くべき3つの魅力
「3種の飲み比べ」(3種各30ml 700円)。今回は、華やかな香りとほどよいうま味と甘みの「純米吟醸 煌火(きらび)生原酒」、ほのかな木の香りと酸味、キレのある飲み口の「生?ふくく純米大吟醸」、のど越し、キレ味がよく、野太く力強い味わいの「若鶴 辛口純米酒」の3種を
【1】「バーラウンジ」で銘酒の飲み比べを楽しむ
“水の王国”と呼ばれる富山には、清冽な水と厳選した米から造られる銘酒揃い。こちらのバーラウンジには、県内17の蔵元の日本酒を取り揃え、県外では入手しづらい銘酒にも出会える。迷ったらまず、17種から3種が選べる「富山の銘酒の飲み比べ」を。グラスと共に、お酒の銘柄の詳細が書かれたカードを添えてくれるサービスが嬉しい。新酒の時期など、年に数回、蔵元が来館し、酒造りの貴重なトークも楽しめる。
海の幸と山の幸が楽しめる、熱々ふわふわの「富山米わっぱ」(1680円)
【2】熱々の「わっぱ飯」など、富山グルメを満喫する
ショップに併設された和食レストラン「富山はま作」では、富山湾直送の新鮮魚介や郷土料理を提供。おすすめは、出汁で炊いたご飯を木製わっぱの中に入れ、鮭、シラス、干椎茸旨煮、とび子、山菜などの具材をのせて蒸しあげた富山名物「富山米わっぱ」。ほかにも、寒ブリ、紅ガニなど、天然の生け簀・富山湾の刺身もぜひ味わいたい1品。富山の海や山の味覚を、ケヤキの木で作られたカウンター席や、ゆったりくつろげる個室でいただける。
炒め煮などに便利な「きざみ昆布」(466円)や昆布締めや昆布巻きにも使える「天然羅臼昆布」(200g2160円)など、昆布商品が充実
【3】「昆布締め」発祥の地!富山には昆布商品が充実
昆布の消費量がトップクラスの富山県。理由は、江戸時代から続く北前船交易や明治時代に富山から北海道へ多くの人が漁場開拓に行き、交流が生まれたこと。昆布コーナーには、知床の羅臼昆布をはじめ、さまざまな昆布がラインナップ。
富山では、出汁に使用するだけでなく、新鮮な魚介や山菜などを昆布で挟んで寝かした「昆布締め」や、身欠きニシンや富山湾で獲れる魚介を昆布で巻き、醤油で煮込んだ「昆布巻き」など、多彩な料理に活躍。「富山はま作」で味わえる昆布料理を参考にしてみては?
◆「日本橋とやま館」の売れ筋商品ベスト3
火曜日に入荷する「川上鱒寿し店」の「鱒寿し一段」(1箱2001円)
【1位】「ます寿し」
富山の郷土料理といえば、薄紅色のマスが酢飯にのった押し寿司「ます寿し」。マスの厚み、酢加減、酢飯の押し具合などが店より異なる。「日本橋とやま館」には、「元祖関野屋」や「川上鱒寿し店」、「寿し工房大辻」など、県内15の名店のます寿しが日替わりで入荷。食べ比べて自分好みの味を見つけて。
「氷見うどん」(200g 454円)
【2位】海津屋「氷見うどん」
平たくて細い麺でありながら、強いコシと粘りが特徴の氷見市の郷土料理。老舗「海津屋」の氷見うどんは、練りあげた麺生地を綾掛けして引き延ばす「手延べ」にこだわり、随所に「手打ち」の手法を生かした逸品。熟練の職人による「足踏み」など、技と心から生まれた麺は、モチモチの弾力、ツルツルとしたのど越しのよさがたまらない。
「シロエビかき揚げ」(2個入576円)
【3位】なかしま「シロエビかき揚げ」
富山湾でしか漁獲されず、透き通った淡いピンク色に輝くことから、“富山湾の宝石”とも呼ばれるシロエビ。サクサクとした食感と上品な甘さを気軽に味わえるのがこちらの冷凍かき揚げ。レンジやトースターで温めるだけでOK。ほんのり甘い付属のタレをかけてご飯にのせれば、シロエビかき揚げ丼が完成する。
◆読者が選んだイチオシグルメ
五万石本店「丸大豆昆布醤油」(120ml 648円)
【富山県・富山市】 五万石本店「丸大豆昆布醤油」
国産丸大豆と国産小麦に、天然利尻昆布の一番だしを加えた、味わい深い醤油。富山の郷土料理はもちろん、刺身、煮物、焼き物など、どんな料理にも合う。