ワークマンの「980円」「2,900円」の熱中症対策ウェアはガチで買っとけ! 安さと14の機能で【圧倒的なコスパ】の良さ
工事現場の作業服ブランドから、一気にカジュアルウェアとして知名度を高めたワークマン。最近は「#ワークマン女子」改め、「Workman Colors(ワークマンカラーズ)」として、女性から男性までその圧倒的なコスパの良さで常に注目されています。
筆者はワークマンがマスメディアで注目される少し前から、同ブランドをウォッチしていましたが、その理由は値段に加えて機能性でした。
例えば、現場で作業する人の筋肉や関節をサポートする「コンプレッションウェア」や、体温の熱を衣服に閉じ込めて防寒する「裏アルミ防寒シリーズ」など、ラインナップは豊富です。
ワークマンの熱中症対策新製品発表会
そんなワークマンが「熱中症対策」の新製品を発表しました。ワークマンの原点ともいえる、機能に寄せた新製品たちです。
また、猛暑が珍しくない昨今、大学生の皆さんも熱中症への備えは他人事ではないのでは?
実際、「学生の窓口」編集部で会員学生の方に「熱中症対策」について尋ねたところ、「水分補給」(85.3%)、「涼しい場所に避難」(46.3%)、「冷却グッズ(扇風機や冷却スプレーなど)」(36.5%)が上位で、暑さ対策の服装は全体の1割程度という結果でした。
出典:「マイナビ学生の窓口」会員アンケート 熱中症対策について
熱中症は高齢者だけでなく、若い人も注意すべき問題です。会場で見つけた気になる商品を紹介したいと思います。
熱中症を14機能で対策
イチオシとして、紹介したいのは暑熱軽減ウェア「XShelter(エックスシェルター)」シリーズです。
遮熱・UVカット・超軽量・超速乾・極薄・気化熱等、暑熱対策に有効な14機能を有した素材が暑さを軽減する! と説明されているのですが、14機能って! どんだけなのよ。
ということで、その機能の秘密を解説ブースで見てみました。
14機能を解説したエリア
「エックスシェルターは暑熱リスクを軽減するため、14の機能を持たせています。その機能を可視化しているのがこのブースなんです」と担当者の方が言いながら見せてくれたパネルには、室温40度・湿度70%のすごく暑くて蒸し蒸しした部屋の中でマネキンを使った実験が解説されています。
マネキンによる温度比較 提供:ワークマン
「エックスシェルター全体が青く映るのが分かります。つまり、熱がこもらず、しっかりと放熱されているということですね」
確かに温度の違いが明白です。この秘密は素材の特徴である、「水分の拡散性が非常に高い超速乾」。乾く時の気化効果での温度を下げる冷却機能を持たせているのです。
さらに「蒸れ」の問題も解消し、一般的な生地と異なりエックスシェルターの生地は水蒸気を逃がしてくれる構造になっています。
水蒸気を通す比較実験
筒の中の水蒸気が左のエックスシェルターは外に逃していますが、右の一般的な素材は閉じ込めているのが見て取れます。夏あるあるの"肌と生地のべタつき"がないのはうれしいですよね。
「ポリプロピレン系の、水分を吸わない性質を持つ繊維を使い、肌の水分をすぐに外側へ移動させてくれます。つまり、水分が肌にとどまらず、裏側へ移動。生地が全然くっつかないんです」
生地の表面と裏面に違う機能性を併せ持った特殊生地構造がこうした驚異的な冷却性を生み出しているそうです。実際、生地を触ってみてもヒンヤリとしていて、冷たく感じるほどです!
頭まですっぽり覆う優れもの
いかにもワークマンらしい、高機能性がポイントの本シリーズ。では、どんなラインナップがあるのでしょう。
シリーズはすべてユニセックスで展開していますが、筆者が推したいのは、「エックスシェルター暑熱フーディー」(2,900円)です。ベーシックなデザインのフード付きのZIPジャケットで、ファスナーが頭頂部まであがる「360度プロテクトフード」が異彩を放ちます。
「エックスシェルター暑熱フーディー」(2,900円)
頭頂部までカバーする
「ドットショット加工(小さなドット状の通気穴)で視界を遮らず、紫外線をガードしながら自転車に乗るなどできます。また両サイドにベンチレーションがあるので蒸れを外に逃せるのです」
シンプルなデザインなので、フードをあげずに日常使いするのもぜんぜんアリかと思いました。ちなみに細かいギミックとして、フロントファスナーの色が紫外線により変化。これにより、曇り空で判断に迷う天候でも対策の判断指標となります。
紫外線を判断する機能
もっとラフに使えるものがいい人には、「エックスシェルター暑熱ポンチョ」(1,780円)も用意されています。普段着というより、サークルやアウトドアで昼間、長時間外にいる時にあると重宝するでしょうね。
「エックスシェルター暑熱ポンチョ」(1,780円)
さっと羽織れる
熱中症対策といえば頭も外せませんよね。同シリーズには「エックスシェルター暑熱ハット」(1,280円)、「エックスシェルター暑熱キャップ」(980円)も用意。大事な頭部を暑さから守ってくれます。
「エックスシェルター暑熱キャップ」(980円)
保冷剤入れ機能を持つ
「裏側を見ればわかりますが、魔法瓶みたいな構造で外側の熱を防いでくれるほか、キャップには保冷剤を入れる機能を持たせていて、血管が集中する首元をしっかり冷やして熱中症対策となっているのです」
こういう小さい機能を幾つも持たせているのは、いかにもワークマンっぽい製品だと思いませんか? 値段も安いので財布に優しいです。
大学生も熱中症対策は必要
ちなみに会員学生の方に「今回の新製品をどんなふうに使いたいですか」と聞いたところ、「暑熱ハットは、暑い時期のキャンプで日差しから守ってくれそうだし、アイテムとしてもおしゃれだから使いたい」、「放課後児童クラブでアルバイトをしているので、外遊びで暑熱半袖ポロシャツと暑熱ハットを着用したい。色やデザイン性がよく、身に付けやすいと思いました」、「暑熱キャップをゼミの合宿で使いたい」「イベントスタッフのバイトをしているので、外の勤務で暑熱キャップを使いたい」などの声が寄せられています。
また、「遊園地などで夏の炎天下で並ぶとき、暑熱ハットを被って日差しを避けたい」、「天候が不安定なことも多い真夏の音楽フェスで、動きやすそうで、雨や強い日光に対応できそうな暑熱ポンチョが欲しい」、「手に物を持ちたくないし、男性向け日傘を使わない派なので暑熱ジャケットはいいと思う」など、遊びの場面や自身のファッションスタイルに合うから使いたいというコメントもあります。
そして、実際に熱中症になった経験として、「夏フェスで日陰のない場所に長時間いたら、少し頭が痛くなった」、「部活の試合中に熱中症になりました。初めは少し視界が暗くなって、浮遊感みたいなのがあり、だんだん真っ直ぐ立ってられず、気づいたら横たわっていた」、「日陰が少なく、日差しが強い場所を長時間歩いていたら、立ちくらみと頭痛がしたことがあります」という声もあがっています。
「熱中症ってお年寄りの話でしょ?」なんて思っていたら、暑熱があっという間に体にくるかも。若いから大丈夫ではなく、ちゃんと備えておくことが大事かもしれませんよ。
調査時期: 2025年4月17~23日
調査対象: 学生の窓口会員
調査数: 100人
調査方法: インターネットログイン式アンケート