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【ライブレポート】UtaHime、メジャーデビュー後「初ワンマン」で見せた覚悟のライブ!「私たちの目標は世界の歌姫になることです」

WWSチャンネル

UtaHime(※提供画像)

12月3日から9日、ボーカルユニット・UtaHimeがメジャーデビューシングル「FIGHT SONG」のリリースを記念し、「東京」「名古屋」の2都市を巡るスペシャルツアーを開催した。

今年2月に開催された「Billboard Live YOKOHAMA」での単独公演以来となるファン待望のプレミアムライブ。全国1,457名の中から選ばれた3人の「歌姫」たちが、今こそ本当のスタートラインに立つ。

この記事では、東京・GRIT at Shibuyaにてツアー初日となる12月3日に開催された東京でのライブをレポートする。東京公演では、オーディション番組「歌姫ファイトクラブ!!」で誕生した、Nonoka・Sayaka・Momokaの3人が、「世界の歌姫」への第一歩を力強く刻みつけた一夜となった。

UtaHime(※提供画像)

暗転したステージに流れたのは、「新時代の歌姫を真剣に探しています。およそ1500名の応募がありました」というナレーションから始まるオーディション映像。「真の歌手はものまねはしない。歌姫になるということは、リスナーの人生をかっさらうことです」など、広瀬香美が熱く語る言葉が続き、42名から3人が選ばれるまでの過程がダイジェストで映し出された。
その熱を引き継ぐように、1曲目はメジャーデビューシングル「FIGHT SONG」。

「明けない夜などない」「1人じゃない、2人 2人じゃない、we are!!」と歌い上げる力強い歌詞と、3人のまっすぐな歌声が重なり、1曲目から会場のボルテージは一気に最高潮に到達した。

UtaHime(※提供画像)

MCでは、3人が改めて自己紹介。「UtaHimeのNonokaです」「Sayakaです」「Momokaです」とそれぞれ挨拶したあと、「私たちの目標は世界の歌姫になることです」と力強く宣言。
「3人それぞれ個性は違いますが、目指している場所はひとつです。世界中で活躍するアーティストを目指して、日々修練を続けていきます。これからのUtaHimeもよろしくお願いします」とメッセージを送り、客席からはあたたかい歓声と拍手が送られた。

UtaHime(※提供画像)

続いて披露したのは、広瀬香美の「愛があれば大丈夫」。3人それぞれの声質が活きるハーモニーや掛け合いは、この日のために自ら考え、広瀬にチェックしてもらいながら磨き上げてきたという。カラフルでポジティブなラブソングを、UtaHimeらしいアレンジでアップデートして届けた。
中盤では、これまでの修練の中から選りすぐった2曲を披露。広瀬香美の楽曲「I Wish」では、冬の空気を思わせる切なさと、透明感のあるコーラスワークが光る。UtaHimeの楽曲「Reach for the stars」では、壮大なメロディーとコーラスで客席に感動を届けた。

この曲は、オーディション当時から歌い続けてきた「原点」ともいえる一曲だそうで、
「2年前、オーディションの頃の私たちは、不安や葛藤もたくさん抱えていました。そんな私たちを受け止めてくれたのが『Reach for the stars』です。今日は、歌姫になるまでの道のりと想いを乗せて歌いました」と想いを語ると、客席からは大きな拍手が沸き起こった。

ライブ後半は、3人それぞれのソロステージへ。トップバッターとしてステージに立ったのは、Nonoka。自身の夢を「世界で活躍する歌姫になること」と語る彼女は、普段は人前で自分を隠してしまう性格だと打ち明けながらも、「自分の性格を変えて、自分の言葉で表現できるアーティストになりたい」と宣言。
尊敬する「世界の歌姫」ビヨンセが歌う「Listen」を選曲し、Nonokaバージョンとして披露した。

UtaHime(※提供画像)

この曲について、Nonokaは「最初にこの曲を提出したとき、広瀬さんに『感動しない』と言われた」と明かし、そこから「Listenとは何か」を言語化して送るという課題が出されたという。
映画『ドリームガールズ』を見直し、ビヨンセなりの「Listen」を自分の中で噛み砕いたうえで、「NonokaなりのListen」を文章にして広瀬に提出。そこから何度もブラッシュアップを重ねたという一曲だけに、この日の歌唱には、言葉以上の説得力と感情が宿っていた。

続いてのソロステージはMomoka。シンガーソングライター・上田桃夏として活動を続けてきた7年間に触れながら、「ここまで来られたのは、ずっと応援してくださったファンの皆さんのおかげです」「UtaHimeとしても、上田桃夏としても、どちらも全力で頑張りますので、どうか両方の応援をよろしくお願いします」と語り、自身が作詞作曲を手がけたオリジナル曲「青のイヴ」を披露。冬の情景と、報われない恋心を綴った切ないバラードを丁寧に紡ぎ、会場をしっとりとした空気に包み込んだ。

ラストのソロに登場したSayakaは、「唯一無二の他にはない新しいアーティストになること」が自身の目標だと明かす。現在は音楽大学に通い、音楽理論や作曲、DTM、歌、ピアノなどを日々学んでいると語り、「全部、新しいアーティストになるために必要なことだと信じて、基礎から積み上げています」と、真っ直ぐな眼差しでコメント。

選んだ曲は、憧れのアーティスト・レディー・ガガの「Born This Way」。なんとこの日の音源は、Sayaka自身が制作したものだという。Sayaka独自のアレンジに、芯の強いボーカルを乗せたパフォーマンスは、「自分のサウンドで世界に挑みたい」という決意をそのまま音にしたような、エネルギッシュなステージとなった。

UtaHime(※提供画像)

ソロコーナーのあとは、再び3人がステージに集合。ここで披露されたのは、彼女たちのプロデューサーである広瀬香美の代表曲「ロマンスの神様」。
「私たちらしく歌わせていただきます」と前置きして始まったパフォーマンスは、オリジナルへのリスペクトを込めつつも、3声のコーラスワークや掛け合いで「UtaHime流」に再構築したもの。会場も手拍子で一体となり、フロアはまさに「冬のラブソング」らしい多幸感に包まれた。

本編ラストに選ばれたのは、再び「FIGHT SONG」。「この曲は、私たち3人の絆を強く固めてくれた大切な応援歌です」と紹介し、「今日は、私たちがこの曲を歌うたびに身につけてきたパワーを、全部ここで出し切ります!」と宣言してからの歌唱は、1曲目とはまた違う表情を見せた。

オーディションから始まった3人の物語は、メジャーデビューシングル「FIGHT SONG」と共に、ようやく本当のスタートラインに立ったばかり。「世界の歌姫」を目指す彼女たちの挑戦は、ここからさらに加速していきそうだ。

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