「自分の考えがビジネスになるかどうか」の判断の仕方とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 起業の話】
自分の考えがビジネスになるかどうかの判断の仕方
最初は確実なニーズがある市場を狙う
自分の考えがビジネスになるかどうかをどのように判断すればいいのでしょうか?ひとつの目安となるのが、すでに類似のビジネスがあって、市場に確実なニーズがあることがわかるかどうかです。
たとえば、美味しいコーヒーショップを作るということであれば、世の中にはすでにコーヒーショップがいっぱいありますから、市場は確実にあることがわかります。
ところが、美味しい紅茶ショップを作るという場合、紅茶ショップはあまりありませんから、市場にニーズがあるかどうかがわかりません。もちろん、そういった市場をゼロから開拓したらビジネスとしては大きいのですが、やはり、コーヒーショップのように市場がもともとあるところで起業した方が間違いありません。前代未聞の商品やサービスよりも、すでに市場がある商品の方が確実に楽です。
武田塾も大学受験の予備校という業界、河合塾さんとか東進さんとかいくつもあるなかで、「成績が伸びるもっといい塾」という位置付けですから、もともとある程度の市場があったところに参入したわけです。繰り返しになりますが、まったく市場がないところ、一撃が大きいというところよりも、市場があるところをおすすめします。
前代未聞の商品よりも市場がある商品
例 すでに市場が存在する「コーヒーチェーン」
競合は多いもののニーズがあるので参入が楽
例 これまで市場が存在しない「紅茶チェーン」
当たれば市場を独占できるがニーズがあるか不明
[まずは市場(ニーズ)がある分野に参入するのがおすすめ]
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 起業の話』著:林 尚弘