J1復帰のエスパルス 新しい選手バスのデザイン決定 支援者と選手の意見一致
■クラウドファンディングで選手バス購入 アンケートでデザイン決定
今シーズンのJ2でリーグ優勝を果たし、来シーズンはJ1に復帰する清水エスパルスが新たに購入する選手バスのデザインが決定したと発表した。クラウドファンディングで資金を募って目標金額の6000万円に到達。最終的に2案まで絞られていたバスのデザインが固まった。
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エスパルスはクラブを創設した31年前から、ずっと同じ選手バスを使っている。2018年と2020年に外面を全面リニューアルしたが、内装や車内設備は変わっていないため度々、故障しているという。
現在のバスは環境基準や排ガス規制の基準を満たしていないことから、遠方の試合は新幹線とバスのチャーターで移動せざるを得ず、費用面の負担も大きくなっていた。老朽化による安全面も考慮し、クラブは新たな選手バスの必要性を強く感じていた。
そこで、今年7月にクラウドファンディングを開始した。1か月余りの募集期間で目標金額の6000万円を超える6583万円余りが集まり、クラブは資金調達に成功した。クラウドファンディング支援者の声を反映するため、クラブはバスのデザインに関してアンケートを実施。現行のデザインを含めた計5案から投票数の多かった2案にしぼり、最終的にクラブ関係者によるアンケートで決定した。
その結果、選手とスタッフは支援者の9割以上が選んだデザインは、支援者から最も支持を集めた案と同じだった。支援者からは「エンブレムが目立って、すぐにエスパルスと分かるのが良い」、「クラウドファンディングでリニューアルするバスなので、『サポーターとともに』といったニュアンスが伝わる箇所があるとうれしい」などの声が寄せられた。
支援者の後押しを受け、ファンやサポーターの期待が込められた選手バス。決定したデザインはクラブのホームページで公開されている。エスパルスはJ1の舞台に向けて新たな相棒とともに走り出す。
(SHIZUOKA Life編集部)