全国自給飼料生産コンクールでトムミルクファームが最優秀の農林水産大臣賞受賞 中山間地域の酪農経営モデルとして高い評価【東広島】
牧場経営と乳用牛の飼育、乳製品の製造・販売などを行うトムミルクファーム(東広島市豊栄町)の沖正文代表取締役と沖孝典専務が4月15日、同市の高垣広徳市長を表敬訪問し、3月に東京都内で開かれた第 11 回全国自給飼料生産コンクール(日本草地畜産種子協会主催)での農林水産大臣賞受賞(飼料生産部門)を報告した。飼料生産を通じた地域の農地保全とコミュニティ維持などが、中山間地域の酪農経営モデルになるとして高く評価された。
同社は、雇用を積極的に活用し経営を拡大する雇用型酪農経営で、乳牛225頭を飼育。周辺地域の農業法人などと栽培契約を結んで飼料用の稲を生産し資源を循環する耕畜連携や、ジェラートショップ、レストランの経営など6次産業化にも取り組んだ。
高垣市長は「地域や関係機関と連携し飼料の自給率を向上させ、事業のスマート化など魅力的な取り組みを行い、最優秀賞を受賞したのは日々の努力の結果。より一層事業に励んでほしい」と激励。沖代表取締役は「多くの人と接点を持ち協力してもらったことが受賞につながった。地域との連携をより一層、深めていきたい」と話していた。(山北)
プレスネット編集部