愛猫があなたに『頼みごとをしている』ときの仕草4選 無理なときにやんわりとお断りする方法は?
1.「ニャー」と鳴いて訴える
猫が頼みごとをするときに最も分かりやすいサインが「ニャー」と鳴くことです。猫が急に大きな声で鳴いたり、しつこく「ニャー」と言ってくる場合、何かを要求している可能性が高いです。
たとえば「お腹が空いたよ」や「トイレを片づけてほしいな」などの基本的な要求が考えられます。
また高めの声で短く鳴くときは「いっしょに遊びたいよ」というサインかもしれませんし、低く長い鳴き声は「不快だ」と感じている可能性があります。
猫がなにかをうったえてきたときには、鳴き声のトーンや頻度にも注意しましょう。
2.じーっと見つめてくる
猫が何かを頼みたいとき、なにも言わずにジーッとあなたを見つめてくることがあります。この視線は、言葉を超えた強力なコミュニケーション手段と言えるでしょう。
たとえば、あなたがくつろいでいるときにジーッと見つめてきたら「今すぐかまってほしい」「いっしょに遊んでほしい」といった気持ちのあらわれです。
このとき、猫が目を細めていたり瞬きをしていたら「リラックス中だけど、かまってほしいな」と伝えている可能性があるでしょう。
3.チョイチョイしてくる
猫が前足であなたに「チョイチョイ」と軽く触れてくる仕草も、頼みごとのサインです。これは、触れることで直接的にあなたの注意を引こうとしているのです。
「そろそろご飯の時間だよね?」「いっしょに遊ぼうよ」というメッセージが込められていることが多いでしょう。
要求に応えずにいると、猫によっては甘噛みや頭突きをして、さらに強調する場合もあります。かわいらしさに負けて、仕事の手を止めて頼みごとに応えてしまうという飼い主さんもいらっしゃることでしょう。
4.足元をウロウロ・スリスリ
足元をウロウロしながら体をスリスリしてくるのも、猫がなにかをお願いしているときの行動です。ゴッツンと頭突きをしてくることもあります。
この行動は「お腹空いたよ」「ドアを開けてほしいな」といった具体的な要求を伝えていることが多いようです。状況から、なにをしてほしいのか判断して、対応してあげましょう。
また家の中で猫が特定の場所でウロウロしている場合は、気に入らないことがある、もしくは強い要求のメッセージの可能性があります。
頼みごとを上手に断る方法
猫の頼みごとに応えるのが難しいときもありますよね。
そんなときは、少し待ってもらうようにお願いしてみてください。「ちょっと待ってね」など決まった言葉をかけるのが良いでしょう。何度かくり返していると「待ってね」と言われると「いまは無理なんだな」と理解してくれる猫もいます。
また代替案を示すのもおすすめの方法です。たとえば遊んでほしいとせがまれた場合は、ひとり遊びができる自動のおもちゃを与えるなどです。
そのほか用事を終えたら要求に応える、など時間を決めて応えてあげるのも良いでしょう。猫は習慣を大切にする動物ですから、自然にお願いごとはその時間と覚えることもあるようです。
あなたの生活スタイルや、愛猫の性格も考慮しながら上手にかわせるようになりましょう。
なお手が空いたときには、待ってくれたことに感謝しながら、しっかりとフォローしてあげてくださいね。
まとめ
猫はさまざまな仕草で、私たちに要求を伝えようとしてきます。今回紹介した「ニャー」と鳴く、ジーッと見つめる、チョイチョイしてくる、足元でウロウロするなどはとても分かりやすいサインです。猫の頼みごとのサインを見逃さないようにして応えてあげましょう。
ただし、すべての要求に応えることができるわけではありません。忙しいときや、無理な要求は上手に断る必要があります。愛猫の頼みごとを上手にかわすのも、飼い主としてのスキルですよ。