アジアや全日本で優勝の夢つかむ、パデルの2選手が四日市市長に報告
ジュニアのアジア選手権で日本代表チームの優勝に貢献した鈴木大和さん(12)と、全日本選手権で優勝した奥永陽菜さん(27)の2人のパデルの選手が1月15日、三重県四日市市の森智広市長を訪問し、成績を報告した。出発前に「初の海外大会は楽しみで、優勝したい」と市長に話していた鈴木さんは、言葉通り、夢をひとつかなえた。
2人の試合はいずれも昨年12月中旬から下旬にかけて開かれた。鈴木さんは「FIPジュニア・アジア・パデル選手権バーレーン大会」で金メダルを獲得した。現在、三重小学校6年生で、U14の枠で出場した。日本チームはU18、U16、U14の計11人でつくられ、鈴木さんはグループリーグから決勝までのうちの3試合に出場して貢献した。ただ、敗れた試合もあったため、「優勝はうれしいけれど、少し悔しい気持ちもある」と正直な感想も。次は秋のアジア予選で優勝して世界大会に出て、そこで優勝することが目標だという。
奥永さんは埼玉県のアッセンブル大宮で開かれた第8回ダンロップ全日本パデル選手権大会の女子ダブルスで初の優勝を手にした。前年の第7回の同大会では惜しくも準優勝で、今回、前回の優勝チームと再び決勝を戦い、見事、雪辱を果たした。次は、秋のアジアカップを目標に頑張るという。
パデルは1970年代に誕生したとされるテニスとスカッシュの要素をもつスポーツ。鈴木さんは鈴鹿市のソラナパデルスクールなどを、奥永さんはパデル桑名を練習拠点にしている。