【葵区・きんちゃん】元教師のたい焼き店で意外なメニューが隠れた人気になっていた
静岡市にある「たいやき きんちゃん」は学校の元教師が定年後に始めたたい焼き店です。一番人気の「つぶあん」や、季節限定メニューもおすすめ。さらに知る人ぞ知る意外なメニュー「金山寺みそ」が常連を中心に人気となっていました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも見慣れた街並みも裏を巡れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットをお散歩します。今回は、静岡市を横断する主要道路「静清バイパス」の葵区瀬名周辺を散策しています。
自家製のこだわりがつまった絶品たい焼き
静清バイパスの瀬名IC付近、側道を歩いていると、瓦屋根の小さな建物を見つけました。静岡市葵区すずらん通り沿いにある「たいやき きんちゃん」です。
店内に入ると、甘い香りが漂います。イートインできるテーブル席が数席あります。
店主の堀内さんが笑顔で迎えてくれました。
たい焼きの種類は、全部で6種類。種類の豊富さにビックリしました。
「カスタードクリーム」「つぶあん」「あんちーず」「よもぎ」「チョコハッピー」、それに取材時は季節限定の「いちごカスタード」がありました。
どれも四角いはねが付いていて、パリパリとおいしそうです。
一番人気は、たい焼き王道の「つぶあん(200円)」です。
どれにしようか迷いますが、今回は常連さんに人気という季節限定「いちごカスタード(250円)」を食べてみました。
一口食べるとサクッ。
中のカスタードクリームが絶品で、軽やかな甘さですが、余韻が続くおいしさです。たい焼きには小さなピンクのハートマークも付いていて、かわいい!
いちごカスタードは6月中旬までの販売でしたが、季節ごとのたい焼きが楽しみになりますね。
きんちゃん 店主・堀内均さん:
あんことクリームは全て自家製です。そこにこだわってずっとやってきました
店主の堀内さんによると、特別な修行はしていませんが、開業前に東京の有名店を食べ歩き、味を研究。
すべて独学で技術を習得したそうです。
元教師が叶えた“たい焼き屋さん”の夢
店主の堀内さんの経歴を聞くと、意外な過去が明らかに。
元々堀内さんは、小学校、中学校で教師として働いていたんです。
37年間勤め上げ、定年後にたい焼き店を始めました。
きんちゃん 店主・堀内均さん:
2025年9月で10年目になります。お店を始める前は教師をしていて、専門科目の「保健体育」を教えていました。部活は柔道をやっていました
長年教育に携わった後、夢だったたい焼き店をオープンしたのです。
意外なメニュー 自家製「金山寺みそ」
そんなこだわりの店には、意外なメニューがありました。
それは、自家製の「金山寺みそ(400円)」です。
きんちゃん 店主・堀内均さん:
姉が金山寺みそを作って評判だったんです。秘伝の味を教わりまして、それで作り始めたのがきっかけなんです
店頭に置くと、多くのお客さんが買っていってくれるようになりました。
たい焼き店に金山寺みそがあるとは思いませんでした。おすすめの食べ方は、金山寺みそ+ご飯。
最初に甘み、その後に少し塩味が来て、これが白飯に合うんです。
もう一つのオススメの食べ方は、金山寺みそ+キュウリ・葉ショウガ。
キュウリの薄切りや葉ショウガに金山寺みそを乗せて食べると、これまた絶品です。冷酒が欲しくなっちゃいます。
金山寺みそは手作りのため、数に限りがあります。
「たいやき きんちゃん」は、元教師の堀内さんの夢が詰まったこだわりのたい焼き店でした。意外な名物、秘伝の金山寺みそもお忘れなく。堀内さんの笑顔と共に、隠れたおいしさを堪能してみてください。
■店名 たいやき きんちゃん
■住所 静岡市葵区瀬名中央3丁目5-69
■営業時間 10:30~17:00
■定休 日・月・木