【横浜市保土ケ谷区】星川杉山神社 愛犬の七五三詣 初開催 幸せ・健康願い、交流育む
飼い犬の幸せや健康を祈願する「愛犬の七五三詣」が11月1日に星川杉山神社(平岡好晃宮司)で初めて行われた。飼い主は愛犬と共に参列。平岡宮司によるおはらいや祝詞奏上の後に玉串を捧げた。また、参列者同士で記念撮影を行うなどして交流を深めた。
飼い犬を対象にした七五三詣は、人間と同様の節目である3歳、5歳、7歳に健やかな成長を願って神社で行われる行事。愛犬に晴れ着を着せて写真を撮るなど、思い出づくりの一環として広がりを見せる。昨今、観光地の神社を中心に行われているが保土ケ谷区内ではあまり例を見ない。
同神社の「愛犬の七五三詣」を企画したのは、平岡宮司の妻・理恵さん。理恵さんは愛犬のチョビくん(2、柴犬)を毎日2回散歩に連れ、県立保土ケ谷公園周辺を歩いている。
散歩を通じて地域コミュニティーが広がり、人と犬を喜ばせることができる行事を模索。今年1月に「愛犬の初詣」と銘打つ健康祈願祭を斎行して好評だったことから、その第2弾として七五三詣を企画した。
当日は予約制で行われ、5組が参列。平岡宮司が参列者の愛犬の名前や生年月日を盛り込んだ祝詞を唱えるなど、愛犬の七五三詣ならではの計らいもあった。式典後、飼い主は境内に設置された七五三フォトスポットで愛犬の晴れ姿を撮影。飼い主同士で犬を飼っているからこそ分かり合える感情を語り合うなど、新たな交流が生まれた。
同神社の近くに住み、愛犬のリリーちゃん(7、ビション・フリーゼ)と共に参列した夫婦は「犬を連れて行ける神社は区内では珍しい。思い出に残る一枚を撮ることができて良かった」と笑顔で話した。理恵さんは「皆さんに喜んでいただけたようでうれしい」と振り返り、今後はペットのお守り作りを検討するなど工夫を凝らす。