豊原小3年生が伝統の「はしごのぼり」披露
上越市立豊原小学校の3年生が6日(木)日頃の学んだ成果を発表する会で、地元板倉区で130年以上続く伝統の「はしごのぼり」を披露しました。
「はしごのぼり」を披露したのは、豊原小学校の3年生15人です。児童は地域の歴史や文化について学ぶなかで、「はしごのぼり」を地元の消防団が受けついで伝統を守っていることを知り、自分たちも挑戦しようと取組むことになりました。
この日は、学校の発表会が開かれ、保護者などが見守るなか、練習の成果を披露しました。
「はしごのぼり」はおよそ130年前に板倉区の出身者が江戸火消しの技をとび職から教わり、地元に伝えたのが始まりとされています。児童は伝統を受け継ぐ上越市消防団板倉方面隊から指導を受け、10月中旬から毎日1時間ほど練習を重ねてきました。
本番では高さ3メートルのはしごにのぼり子ども用にアレンジされた「大文字」や 「立ち遠見」などの技に挑みました。
児童
「大変だったけど楽しかった。自分では一番よい演技だった」
「みんなでかけ声をかけてできた」
「伝統を家族の友達に教えて、いっぱい広がってほしい」
上越消防団 板倉方面隊 第2分団 藤巻吉明 分団長
「地元の伝統行事をやってくれるのはうれしい。我々もすばらしい演技をしていかないと、という気持ちになった」
このほか発表会では各学年が、日頃学んだことや体験したことを音楽に合わせて劇にして発表したり、ダンスや合唱を披露していました。