城南信用金庫瀬谷支店 特殊詐欺を未然に防止 瀬谷警察署から感謝状
特殊詐欺の被害を未然に防止したとして5月22日、瀬谷警察署(木暮勝署長)が城南信用金庫瀬谷支店に、感謝状を贈呈した。
同署生活安全課によると、事件が発覚したのは5月8日。7日に自動音声の電話が70代女性宛てにかかってきて案内された番号に電話すると、経済産業省を騙る人物が出て「あなたの携帯から大量の迷惑メールが送信されている」と電話番号を教えるように言われた。
教えると、愛媛県警を騙る人物からビデオ通話をうけ、「捕まえた犯人があなたの通帳を持っている。使い込みがないか確認したい」と言われ、口座名と預金額を教えてしまった。調査費用として1000万円を渡すように要求された。
それを受け被害者の女性から「1000万円をおろしたい」と同店窓口に電話があり、金額が大きいため対応した女性職員が細かに確認を取ったところ、挙動不審な様子に気づき通報したという。
木暮署長は「日頃から詐欺の手口に関心を持っていただけている証」と述べた。詐欺を防いだ職員は「特殊詐欺の情報をアップデートし、社内で周知して防止したい。どの年代も気にかけ注視している」と話した。
同課によると、今回のようなケースはよくあるという。最近はスマートフォンでアプリなどを使った非接触型の詐欺も増加している状況もあり、同店としてもお金の動きのモニタリングを強化していきたいという。