「無理やり釣りに行く必要はなし!」年始年始の釣行プランの注意点とは?
2024年の有馬記念は、最後まで波乱含みだった。筆者の馬券の結果はさておき、有馬があるということは、世間では年末だ。釣り納めも近いと思うが、この時期は何かと忙しく、釣りもいつも以上に慎重になりたいものだ。そうしないと、思いもしないケガやトラブルが、お約束のように待っている。この記事では、そんな年末年始の釣りのトラブルと、その対策などを筆者の目線からお伝えしたい。
年末年始は体も心も疲れている
さて、現在では減ったものの、年末年始と言えば忘年会や新年会だ。この季節は何かと忙しく、体も心も疲れきっていることだろう。おまけにアルコールに接する機会も多いと思うが、飲酒をしたまま車を運転し、釣りに行くなんて絶対にやめてほしい。言うまでもないが、転落事故や交通事故、他人とのトラブルが目に見えるからだ。
また、釣りで冷えた体で帰宅し、いきなり熱々のお風呂に入るのも危険だ。さらに、学生の皆さんなどはお年玉を貰うと思うが、ここぞとばかりに釣り具を買いまくってしまうと、本当に買いたいものがいざってときに買えなくなるので、ほどほどにしておくことをおすすめする。
釣りから離れてリフレッシュ
筆者の得意なシーバスフィッシングで言えば、年末年始はなかなか釣れない厳しい時期でもある。バチ抜けには早いし、産卵をひかえて良型は姿を消すからだ。その他の魚も、オフシーズンとまではいかなくても、タフな時期には変わりない。さらにそこへ大寒波到来とくれば、いっそ年末年始は休釣とし、家で日頃の疲れを癒す方がいい。
家でゆっくり
有馬記念でも見て興奮し、紅白見て今年を振り返り、ゆず湯にでも浸かって暖かく新年を迎えるのが最高だ。釣りの動画や本でゆっくり勉強するのも悪くない。いずれにせよ、釣りを強行しても良いことなどない。何事もリフレッシュする期間というのは必要なのだ。
無理のない釣行計画を立てよう
それでも、釣りを休みたくない!と意気込むのなら、この記事を読み返し、慎重に釣行計画を立ててほしい。時間に余裕を持ち、体調を十分に整えたうえで釣りに行ってほしい。
本当は、年末年始を避けた釣行がベストだが、長期の休みが取れるのもこの時期くらいだろう。ちなみにシーバスフィッシングで言えば、先に書いたように、年末年始よりもバチ抜けが始まる1月下旬から2月の方が釣れる。それでも本当に釣り好きじゃなければ、わざわざ寒い川辺に立ったりはしないので、秋のハイシーズンのような混雑はない。なので、年明けして少し落ち着く頃に釣り始めてもいい。
釣果より楽しさを優先して
このように、釣る魚によっては余裕を持って予定が立てられるはずだ。寒さと忙しさが重なる年末年始にわざわざ強行して釣りに行くこともない。だが、この時期だからこそ釣りに行きたくなるのもわかる。そんなときは、ぜひ、無理をせず、釣果よりも楽しい時間を過ごせる釣行計画を立ててほしい。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>