大洋印刷株式会社が本社をリニューアル 工場見学やセミナー開催も可能に(東広島市西条町)
東広島市西条町吉行の大洋印刷株式会社は、本社の外装や内装などのリニューアルを2025年6月に完了しました。リニューアルでは、事務所内にセミナールームを新設し、印刷や加工を行う工場の見学も可能になりました。
東広島市西条町の大洋印刷株式会社
大洋印刷株式会社は、1955年に広島市下中町で大洋写真版印刷社として創業し、1958年に法人化、1986年に現在の東広島市へ本社を移転しました。紙器印刷加工を中心に、パッケージや各種印刷物の製造を手がけています。
同社の強みは、印刷物に高級感を与える箔押し加工。角度によって模様がきらびやかに浮かび上がる「ホログラム箔」や、さらにコストパフォーマンスに優れた「二段腐食加工」など、独自の技術を活かして製品づくりを行っています。
2025年6月に本社をリニューアル
大洋印刷は、今春から行っていた本社のリニューアルが6月に完了。外装のほか、内装や工場内の整備を行いました。
事務所内にセミナールームを新設
リニューアルでは、紙づくりや印刷の魅力を多くの人に伝えるため、社内にセミナースペースを設けました。以前、広島市で開催したデザイナーや学生向けの紙づくりセミナーが大変好評だったことから、常設スペースとして整備。セミナールームには紙や色見本、加工サンプルなどを展示しており、実際に手に取りながら打ち合わせができることが可能に。お客さまの細かな要望を丁寧にヒアリングし、より具体的なイメージづくりができるようになりました。
企業や一般向けに工場見学を受け入れ
リニューアルで工場内の整備も行い、企業関係者だけでなく、親子や学生などの一般の方を対象とした工場見学ができるようになりました。実際の印刷機などを見学し、分からないことがあればその場でスタッフから説明を受けることができます。
専務執行役の福富康一さんは、「東広島に紙箱を作れる会社があることを、もっと多くの方に知っていただきたい」と話しています。
地域に根ざしながら、ものづくりの魅力を発信し続ける大洋印刷株式会社。今後も紙器印刷の現場に触れられる機会を通じて、その技術力と魅力を広く伝えていく方針です。
プレスネット編集部