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春の高校バレー県予選特集 女子 注目選手とライバルたち(2) 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

 高校生バレーボーラーの憧れの舞台である春の高校バレー。26日から始まる決戦を前に、大会を盛り上げる注目選手たちを紹介するとともに、彼女らのライバルや対戦したい相手を聞いた。

 

 

オポジット 野中美空(大分商業3年)

2006年11月7日、170cm、西中学校(臼杵市)

 

 

 パワーとキレに定評があるオポジット。1年の頃から試合に出て経験も豊富。「決めるツボ」を知っている。責任感も強いが、それゆえに試合では気負いすぎて力を出し切れないことも。目下の課題は「バレーボールを楽しむこと」。高校生活最後の大会に向け、「今まで支えてくれた人に恩返しができるように、絶対に全国に行く。チームが苦しいときこそ、自分が決めて勝利に導きたい」と静かに闘志を燃やしている。

 

気になる選手

オポジット 忠願寺莉桜(東九州龍谷1年)

 同じポジションなので、ライバルとして意識している。どんなトスも打ち抜けるすごい選手だと思う。優勝するためには東龍は大きな壁であることは間違いない。そのエースは絶対倒さなければいけない。

 

 

アウトサイドヒッター 梶山葵(東九州龍谷3年)

2006年8月17日生まれ、170cm、宮ノ陣中学校(福岡県)

 

 

 抜群の跳躍力と思い切りの良いスパイクで、中学の頃から全国で名の知れた選手だった。高校に入ってからは自分より背の高い全国強豪校相手に思うようにポイントが取れない時期を過ごした。「相手のブロックをぶっ飛ばすことだけを考えていたが、今はコースを狙ったり、ブロックアウトを取れるようになった」と硬軟のスパイクを打ち分けられるようになったのは成長の証。「日本一になる最後のチャンス。高校3年間の全てをぶつけたい」と強い覚悟を示した。

 

気になる選手

大分商業のアウトサイドヒッター

 同じポジションの選手には負けたくない。思い切り打たれたら、やり返すだけ。負ければ引退なので、これまで以上にプレッシャーがかかるが、それを乗り越えることに意味がある。県予選で負けるわけにはいかない。

 

 

アウトサイドヒッター 這越萌生(大分西2年)

2007年9月12日生まれ、160cm、挾間中学校(由布市)

 

 

 3年生が引退し、1、2年生チームになってから主力としての自覚が芽生え、成長した選手の1人。相手のコートを見て、スパイクを落とす位置を逆算してプレーできる頭脳派で、9月の県高校フレッシュ優勝大会ではチームの得点源として準優勝に貢献した。「県予選までにコンディションを上げたい。先輩がいないので不安でプレッシャーもあるが、1、2年生チームとしての勢いや団結力で勝ちたい」と目の前の試合に集中して、ベスト4を狙う。

 

気になる選手

国東のアウトサイドヒッター

 名前は分からないが、フレッシュ優勝大会の決勝で翻弄(ほんろう)された。セッターと息がピッタリで速攻がうまかった。あの試合では1セット目の耐える時間が長く、対応できるまで時間がかかった。次に対戦するときは万全の対策を練って、リベンジしたい。

 

 

(柚野真也、甲斐理恵) 

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