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劇団新派と松竹新喜劇が競演し、人情喜劇の二大名作を上演 高島礼子、久本雅美らがゲスト出演

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『新派・松竹新喜劇 合同喜劇公演』

2026年5月9日(土)~19日(火)新橋演舞場にて、『新派・松竹新喜劇 合同喜劇公演』と題し、松竹新喜劇から『お種と仙太郎』、新派から『明日の幸福』の2本立ての作品が上演されることが決定決した。

本公演では、明治・大正・昭和の日本人を丹念に描き続け、2026年で創始138年を迎える新派(明治から続く、庶民の情緒や哀歓を写実的に描いてきた劇団)と、明治時代にルーツを持ち、劇団創設78年となる松竹新喜劇(笑いと人情を大切に、長きに渡り関西の笑いをリードしてきた劇団)という歴史を持つ二大劇団が、2019年以来7年ぶりに競演を果たす。

『お種と仙太郎』の初演は、昭和18(1943)年に松竹家庭劇によって上演された。題名は『おうむ茶屋』で、現代劇として上演され、お岩を浪花千栄子が演じた。松竹新喜劇での公演は、昭和25(1950)年大阪・中座での興行が最初で、昭和42(1967)年には時代劇に脚色され、藤山寛美が若旦那・新二郎を勤めた。初めて藤山寛美がお岩に挑戦し、大好評を得たのが昭和54(1979)年7月新橋演舞場での公演で、それ以降、幾度も舞台にかけられてきた傑作喜劇。息子夫婦の仲の良さを羨むあまり、嫁をいびる姑・お岩の姿は、いつの世も変わらぬ人情喜劇の真髄。姑・嫁・息子の三者が絡み合う「三位一体」の笑いの中に、様々な形の愛情が盛り込まれている。

今回は、ゲストの久本雅美が姑・お岩に挑む。また、初演の『おうむ茶屋』の通り、お岩の嫁いびりをそのまま真似て、お岩の心を入れ替えさせる御寮人・おせいには、新派の看板女優・波乃久里子が出演。さらに、新喜劇の新体制を担う藤山扇治郎、渋谷天笑、曽我廼家一蝶、曽我廼家いろは、曽我廼家桃太郎ら松竹新喜劇の俳優たちと、新派の俳優による劇団の枠を超えた豪華な顔合わせが実現し、人情喜劇の舞台を一層盛り上げる。

(上段左から)水谷八重子、波乃久里子、渋谷天外(下段左から)高島礼子、久本雅美、三田村邦彦

『明日の幸福』は、昭和29(1954)年に初演されて以来、何度も再演を重ねている、新派では珍しい喜劇作品。“ホームドラマの金字塔”ともいえる作品を、“ホームドラマの名手”2026年に御年百歳を迎えられる石井ふく子が手掛ける記念の舞台となり。三世代同居という複雑な家庭の中で、親と子、夫と妻、嫁と姑が抱える確執を、家宝とされる埴輪をきっかけに乗り越え、家族の絆を取り戻して行く姿をコメディタッチで描いた名作だ。

熟年世代の夫婦は、新派の水谷八重子と松竹新喜劇の渋谷天外が共演。東西の劇団の看板俳優が作品の枠を超えて一つの家族を演じることで、新たな化学反応を生み出す。さらに、中年夫婦をゲストの高島礼子・三田村邦彦が演じるなど、豪華な顔ぶれで時代を超えて心に響く家族の物語をおくる。

『明日の幸福』 高島礼子 コメント

この度、伝統ある新派さんと松竹新喜劇さんの公演に初めて参加させていただくことになり、とても緊張しています。水谷八重子さんや渋谷天外さんなど、芸達者な方々とご一緒出来るなんて光栄です。様々なことを学んで良い経験にしたいと思っています。
『明日の幸福』の台本を拝読した際、その緻密な構成に感動、そして笑顔になれました。演出は敬愛する石井ふく子先生です。『女たちの忠臣蔵』でお教えをいただいて以来、『春日局』『おんなの家』、そして最近では『かたき同志』でご一緒させて頂きました。 このお芝居ではスピーディーで細かなタイミングが重要だと先生から伺い、脳トレと体力をしっかりとつけて臨みたいと思います。

『お種と仙太郎』 久本雅美 コメント

松竹新喜劇さんとはここ数年、関西の舞台でご一緒して、色々な役をさせていただきました。
今回は令和4年に京都南座で勤めた『お種と仙太郎』のお岩役を東京で再演できること、大変嬉しく思っております。仲の良い渋谷天外さんや新派の波乃久里子さんが出演してくださることも有難く、また、昨年スタートした松竹新喜劇の新体制の主軸となられた5人の若手の方々とご一緒できるのも楽しみです。
『明日の幸福』は新派の中では珍しい喜劇作品だそうで、特に『花嫁』で大変お世話になった大好きな石井ふく子先生の演出とお聞きし、私でお役に立つ事があればと、出演させていただくことにしました。長い歴史を誇る二つの劇団の合同公演で、私もゲストとして少しでも足跡を残せればと張り切っております。

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