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笑いあり涙あり! LIONS THANKS FESTA 2025 supported by Olive レポート

所沢なび

11月23日って何の日? と聞かれて「勤労感謝の日」と答えたあなたは常識的な日本人。そして「ライオンズサンクスフェスタの日!」と答えたあなたは立派なライオンズ中毒です。

もちろん今年も11月23日に大々的に開催された『LIONS THANKS FESTA 2025 supported by Olive』。ベルーナドームに足を運んで、あるいは中継で、サンクスフェスタの様子をご覧になった方も多いのではないでしょうか。

今年のサンクスフェスタは “圧倒的至近距離でつながろう” というテーマで、選手と自撮り写真撮影会やあっち向いてホイ、キッズお悩み相談、選手と一緒に足湯グリーティングなどなど、選手と圧倒的至近距離で触れ合える企画が満載でした。そしてファンの間で話題になったのが、なんと約20年ぶりとなる選手同士の野球対決! 野球不足のこの時期にプロ野球選手の試合が観られるとは、なんて幸せ!

今回は試合の他にもとっても充実していたメインステージの模様を中心に、文字通り「笑いあり涙あり」だった LIONS THANKS FESTA 2025 supported by Olive の模様をお届けします!

西武鉄道コラボイベント 狩生聖真投手、渡部聖弥選手による駅係員アナウンス

多くの来場者が移動手段として利用する西武鉄道。西武球場前駅に到着したライオンズファンをお出迎えしてくれるのは、今年1年目の新人・渡部聖弥選手と狩生聖真投手です。開始3年目にして「若手選手の登竜門」と呼ばれ始めたこの企画。すでに渡部選手はレギュラーとして大活躍していますが、このイベントに登場したからには高校時代「九州ナンバー1右腕」と評された狩生投手もブレイク間違いなし! アナウンスもなかなか堂々としていました。希望の未来へ、しゅっぱーつ、しんこーう! 

オープニングセレモニー

レオやライナ、公式パフォーマンスチームのブルーレジェンズなどによるパフォーマーズライブショーに続いて行われたのがオープニングセレモニー。サンクスフェスタの「つかみ」とも言えるオープニングセレモニーですが、今回はONE OK ROCKの『欲望に満ちた青年団』を歌いながら杉山遙希投手が登場。昨年に引き続き2年連続のドーム公演大成功でつかみはOK! 歌詞を覚えずAD役の上田大河投手にカンペを持たせながら、こんなにも堂々とドームで歌い上げる歌手も珍しいと思います。しかもちょっと間違えてるし。


ともあれ、2人の開幕宣言でライオンズサンクスフェスタ2025スタートです!

甲斐野央投手プレゼンツステージ

昨年ファンの間に一大センセーションを巻き起こしたこの企画。今年も甲斐野プロデューサーが「どうしてもこれが着たい!」と特注したヒョウ柄スーツに身を包んでサンクスフェスタに帰ってまいりました!


こんなド派手な恰好ですが、声はゴルフで大声を出しすぎたせいでガッサガサ! そしてそれがまた面白いから凄い!今回は揃いの甲斐野Tシャツを着た山田陽翔投手、羽田慎之介投手、糸川亮太投手のブルペン陣を引き連れて、トランプ対決と大喜利を披露。


トランプでは惨敗して罰ゲームとして酸っぱいじゃばら茶を飲み、大喜利ではプロデューサー本人がお題となる画像のモデルとなりつつ自ら回答し大滑り。うーん、面白すぎる! 野球とお笑いの二刀流・甲斐野央プロデューサーの抜群のセンスに会場はずっと大爆笑でした!

いいじゃん!ビジュアルコレクション

「普段見ることのできない選手のビジュアルや素顔をファンのみなさんにお見せしちゃおう」というこの企画。まずは仲田慶介選手と古賀悠斗選手の同級生コンビが普段とは違うイケてるコーデで登場。対する西川愛也選手は山村崇嘉選手を説得し、大好きな漫画「ハイキュー!」の宮兄弟のコスプレを披露。


最初は気が乗らずに西川選手の誘いを「50回断った」という山村選手でしたが、決めポーズがノリノリに見えるのはどうしたことでしょう。


「圧倒的至近距離」カメラでお互いを撮影したり「ライオンズで一番おしゃれだと思う選手は」「生まれ変わるならどの選手?」といった質問コーナー、「パターゴルフリレー対決」での、オフならではのゆるくてカッコいい姿に場内は盛り上がっていました。

2024 ドラフトルーキーステージ

昨年は一人一人が持ち芸を披露した今年1年目のルーキーですが、今年はみんなで一つのことを、とダンスを披露。うまい選手もいればそうでない選手がいたり、でも「みんな一生懸命練習したんだな」ということが伝わってきて見れば見るほどほのぼのします。


その後の借り物競争は「ライオンズの帽子」「ライオンズのユニフォーム」「今日が誕生日ではない人」「めがね」などなど異様なハードルの低さに逆に安心感があってほっこり。全体的にハートウォーミングなステージでした。

2025 ドラフト新入団選手発表会

この10月に行われたドラフト会議で指名されライオンズへの入団が決まった選手が、それぞれの背番号とともにお披露目されました。西口文也監督に一人一人握手で出迎えられ、緊張の面持ちのルーキーたちの初々しさに「応援しよう!」という気持ちが高まります。

注目のドラフト1位・小島大河選手は、「首位打者」という立派な目標を掲げてくれました。実に頼もしい! 


小島選手のみならず、今回新たに入団する13人の選手は全員ライオンズ希望の星です。みんな大活躍してスターになってほしいですね!

野球対決「圧倒的エンタメベースボール!」

今年のサンクスフェスタの大きな目玉といえる、源田壮亮選手と外崎修汰選手がそれぞれ監督となり対戦する野球対決。

なんと両チームの先発が髙橋光成投手と今井達也投手! いきなりのエース対決にスタンドが大きくどよめきます。初回のトップバッターである今井投手が最初で最後の髙橋光成投手との対戦を制するツーベース!



この貴重な対戦を見れただけでもラッキーですが、このあとも

今井投手、150km/hの本気すぎる豪速球連発平良海馬投手の打席でタイラー・ネビン選手の応援歌が流れ、平良投手ノリノリ代走べるーにゃ、クロスプレーで華麗にタッチをかわしてホームイン高校時代に投手として甲子園を沸かせた岸潤一郎選手や平沼翔太選手が登板、速球をビシビシ投げ込む姿にファン歓喜代打栗山巧にスタンド大興奮!

などなどなど、名シーンが続出!

さらにこの試合は「ファールボールがスタンドに入ったらアウト」という特別ルールや、「一塁ベースが遠くなる」「全員守備」「ノーアウト満塁」など、圧倒的エンタメ要素満載のスペシャルカードのおかげで珍プレーも続出。プロの高い技術と優れた体力にエンタメ要素が加わるとこんなにもおもしろい試合になるとは! これは来年以降もぜひ見たい! と思いました。




注目のMVPは「一塁ベースが遠くなる」カードのせいでいつもの倍の距離を走らされた大ベテラン中村剛也選手。本人も「感無量です」と大喜び (?) 。御年42歳の激走、お疲れさまでした!

クロージングセレモニー

楽しい時間ほど過ぎるのは早いもの。気づけばあっというまにクロージングセレモニーです。

西川選手の「来シーズンもファンのみなさんと一緒に喜べるようにがんばります」という挨拶のあと、全員の一本締めで楽しかったひと時を締めくくりました。

選手場内一周の終わりに、感極まり思わず涙を流す今井投手の姿が。



昨年のサンクスフェスタで西口監督が「2025年の開幕投手は今井でいきます!」と宣言してからちょうど一年。今井投手と髙橋光成投手は今、新しいステージに旅立とうとしています。この涙は、そんな大きな挑戦を控えている今井投手の、ライオンズとファンに対する深い愛情がひしひしと伝わってくる涙でした。

我々ライオンズファンにとって、どこにいようと髙橋光成投手はライオンズの髙橋光成だし、今井投手はライオンズの今井達也です。いつまでも2人のことを応援しつづけたいと思います!

サンクスフェスタが終わると、ようやっとシーズンが終わった気がします。来年のシーズンに向けて、ライオンズに関する驚きのニュースもありますが、朗報も続々と飛び込んできています。戦力的にも気持ち的にも、2026年は優勝するしかない! 

ライオンズファンの間でもそんな機運が高まっているのを感じます。明るい来季に胸を弾ませつつ、今回のレポートを終わらせていただきます。

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