大谷翔平も歓迎する韓国の若きスター、キム・ヘソンの実力は?ドジャース入りで2年連続世界一へまっしぐら
3年総額1250万ドルで契約合意
韓国プロ野球のキウム・ヒーローズからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた金慧成(キム・ヘソン=25)のドジャース入りが決まった。
報道によると、3年総額1250万ドル(約19億6000万円)プラス2年延長のオプションが含まれているという。交渉期限ギリギリの1月3日(現地時間)に契約合意が発表された。
ドジャース以外にもエンゼルス、マリナーズ、カブス、パドレスからオファーがあったが、大谷翔平やフレディ・フリーマンらが所属するスター軍団を選択。大谷は自身のインスタグラムのストーリーズでキム・ヘソンを歓迎する投稿をしている。
期待の大きい韓国の若きスターはどのような選手なのだろうか。キウム時代の年度別成績は下の通りとなっている。
韓国通算打率.304、211盗塁
8年間で953試合に出場して通算打率.304。2023年は186安打で打率.335、2024年は166安打で打率.326とハイアベレージを残している。
また7年連続20盗塁以上、通算211盗塁の俊足で、2021年には46盗塁でタイトルを獲得。2021年の東京オリンピックや2023年のワールドベースボールクラシック(WBC)にも韓国代表として出場している。本塁打は多くないが、セカンドを守る俊足強打の左打者だ。
2024年3月に韓国で開幕戦を行うために渡韓したドジャースが、ソウルの高尺スカイドームでエキシビションゲームを行った際も韓国代表の1番セカンドとして出場。3回にボビー・ミラーから右越え二塁打を放つ活躍を見せていた。
ドジャースは今オフ、サイ・ヤング賞に2度輝いた左腕ブレイク・スネルを獲得。ショートにはムーキー・ベッツがいる上、キム・ヘソンを獲得したため、ポジションが重なるギャビン・ラックス(2016年のMLBドラフト1巡目)をトレードで放出し、2年連続世界一へ着々と戦力整備している。
もし、ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指している佐々木朗希が加入することになれば、世界中の大物を集めたドリームチームの完成と言っても過言ではない。2025年は大谷、ベッツ、フリーマンらスター軍団に加わるキム・ヘソンがどんな化学反応を起こすか楽しみだ。
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記事:SPAIA編集部