ベン・アフレック、デアデビル語る「面白いストーリーだった」 ─ ジョン・バーンサルのパニッシャーとは「絡まないだろう」
マーベル・ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」劇中では、デアデビル/マット・マードックとパニッシャー/フランク・キャッスルが因縁の再会を果たした。パニッシャー役のジョン・バーンサルは旧版から復帰。ついにディフェンダーズの物語が(MCU)内で大々的に扱われる展開となっている。
一方のデアデビルといえばベン・アフレックが演じた2003年版の映画『デアデビル』が先行した。まだMCUが誕生するよりずっと前に制作されたこの映画ではキングピンとブルズアイが悪役として登場し、パニッシャーは描かれていない。
この映画以来、アフレックはデアデビル役を再演することはなかった。主演作『ザ・コンサルタント』の続編『The Accountant2(原題)』ではジョン・バーンサルとメインで再共演しており、ユニバース違いのデアデビルとパニッシャー役がスクリーンを共有。揃って登場した海外のインタビューでは、「お二人のパニッシャーとデアデビルが対決することを考えたことは?」と尋ねられた。
アフレックは「彼のパニッシャーはいいよね!」とバーンサルを讃えてから、自身のバージョンの『デアデビル』を振り返る。「デアデビルは面白いストーリーだったけど、(パニッシャーと戦う)時間はなかったと思う。あれはケヴィン・ファイギがマーベルを運営するようになる前の話で、彼は複数の映画にまたがって明確なトーンを与えるようになった。パジャマのようなものを着てスーパーパワーを持つ連中がいる映画のバランスをどう取るのか、そういう難しいことを解明することになりました。どれだけシリアスにやって、どれだけユーモアを入れ込むのか?どれだけ観客に目配せをして、アクションはどう見せるのか?」
つまりアフレックは、それまで荒唐無稽だったコミック映画に成熟が与えられるようになったと説いている。「視覚効果が本当に説得力を持ち始めたのと一致しています。バーンサルのような素晴らしい役者のための道が開けましたし、それでうまくいったのだと思います」。
「デアデビルの新作はまだ観ていません」とアフレック。「あのキャラクターのことは大好きですから、健闘を祈っています」としつつ、バーンサル版のパニッシャーとは「絡まないと思う」と共演を否定した。
(c) 2025 Marvel
アフレック版『デアデビル』で活躍したエレクトラ(ジェニファー・ガーナー)は、『&ウルヴァリン』(2024)に復活登場。マルチバース合流が可能になった今なら、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』(2026)や『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』(2027)でアフレック版デアデビルが登場できる可能性もゼロというわけではない。チャーリー・コックスの現行版や、バーンサルのパニッシャーとの共演が見られたら夢のようだ。おっと、ハッピー・ホーガンには会わせない方が良いね(ハッピー役ジョン・ファヴローは『デアデビル』で相棒フォギー役を演じている)。
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