キャサリン皇太子妃、「リメンバランス・デー」のイベント出席へ バッキンガム宮殿が正式発表
キャサリン皇太子妃が、英ロンドンで開催される戦没者追悼記念イベントに出席すると発表された。皇太子妃は9月にがんの化学療法を終えたことを公表し、10月には公の場での公務に復帰した。皇太子妃は9日に「ロイヤル・アルバート・ホール」で開催される戦没者追悼記念コンサートと、10日にホワイトホール大通りで行われる「リメンバランス・サンデー」の記念式典に出席する予定だ。
【写真】昨年、戦没者追悼記念コンサート「フェスティバル・オブ・リメンバランス」に出席したウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃
バッキンガム宮殿は8日(以下、日付はすべて現地時間)、キャサリン皇太子妃が9日と10日に英ロンドンで開催される戦没者追悼記念イベントに出席すると正式に発表した。
英国と英連邦加盟国では、第一次世界大戦の休戦協定が締結された1918年11月11日を記念し、毎年この日を戦没者追悼記念日「リメンバランス・デー」と定めている。毎年開催される戦没者を偲ぶイベントでは、王室上級メンバーが出席してきた。
皇太子妃はまず9日に、ロンドンの「ロイヤル・アルバート・ホール」で開催される「フェスティバル・オブ・リメンバランス」に出席する。
「リメンバランス・デー」前の土曜日に行われるコンサートは、退役軍人とその家族を支援する慈善団体「英王立在郷軍人会(Royal British Legion)」が主催しており、王室上級メンバーがロイヤル・ボックスからパフォーマンスを鑑賞するのが恒例だ。
そして翌10日には、ロンドンのホワイトホール大通りにある戦没者慰霊碑“セノタフ”前で執り行われる「リメンバランス・サンデー」の記念式典にも出席する予定だ。
セノタフ前ではチャールズ国王やウィリアム皇太子らが赤いポピーの花輪を献上し、皇太子妃はセノタフの隣にある外務・英連邦・開発省ビル(Foreign and Commonwealth Office)のバルコニーに立って戦没者に敬意を表する。
キャサリン皇太子妃は2011年に王室入りして以来、「リメンバランス・サンデー」の式典に毎年出席してきた。
毎年、バルコニーにはカミラ王妃も登場するのが恒例だが、今年の出席は未定だ。
バッキンガム宮殿は5日に声明を発表し、カミラ王妃が肺感染症で体調を崩したため、一部の公務を取りやめると伝えた。王妃は週末の追悼イベントに出席したい意向を示していたが、今回の声明では「医師の助言による」とだけ述べ、出席の可否は明らかにされていない。
キャサリン皇太子妃は9月にがんの化学療法を終えたことを公表し、その後はウィンザー城内での公務を遂行してきた。
10月10日にはウィリアム皇太子と共に英マージーサイドにある町サウスポートを公式訪問し、がんの治療終了後初となる公の場での公務を行った。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「On #RemembranceSunday The Duke and Duchess of Cambridge joined」』『The Royal Family Instagram「This evening The King and Queen,」「The King, as Commander in Chief of the Armed Forces,」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)