県央やまなみ ロゴマークが決定 5市町村連携の象徴に
大山・丹沢・宮ヶ瀬を軸としたエリア一帯のブランド化を図る「県央やまなみ協議会」(厚木市・秦野市・伊勢原市・愛川町・清川村)はこのほど、地域連携の象徴となるロゴマークを決定した。3月24日には、デザインを提案した松蔭大学経営文化学部の高木健太さんが厚木市役所を訪れ、広域連携の会長を務める山口貴裕市長に報告した。
県央やまなみ協議会は、5市町村の地理・歴史的つながりを背景に2013年に広域行政連絡会として観光振興の協定を締結。23年には連携強化の協定が締結され、昨年7月には県や民間企業、大学などと連携し、より広域的な取り組みを進めている。
同協議会では、県央やまなみのブランド化と認知度向上のためにロゴマークの制作を企画。協議会のオブザーバーを務める松蔭大学(厚木市森の里)に依頼し、150点の案の中からデザインを決めた。
ロゴは5本の木の下に3本の波線が入るデザインで、木は緑や5市町村を連想させ、波線は川と都心へのアクセスの良さを表しているという。
当日は提案者の高木さんをはじめ、同大の松浦広明副学長、秋廣誠観光メディア文化学部准教授が市役所を訪問。協議会の会長を務める山口市長にロゴマークを報告した。高木さんは「まさか選ばれると思わず驚いた」と自身のデザインが採用されたことを喜び、「このエリアの緑豊かな部分をアピールしたかったので、依頼があったときにイメージはできていました」と山口市長に説明した。
山口市長は「ロゴマークは象徴。この地域をより一層魅力ある力強いエリアにするために活用していきたい」とコメントし、松浦副学長は「新たなロゴマークに協力できたのは名誉なこと。高木さんの努力に敬意を表し、未来に向けて大学としても協議会の活動に協力していきたい」と話した。
完成したロゴマークは、各種印刷物をはじめ、各市町村のホームページやSNS、関連グッズなどに利用し、国内外へ県央やまなみ地域をPRするために使用される。