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横十間川でのハゼ釣りで13cm頭に90尾【東京】ハイシーズンらしい入れ食いを堪能

TSURINEWS

ハゼ(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

9月8日(土)、東京・江東区を流れる横十間川へハゼ釣りに出かけた。釣果は8~13cm90尾と、朝の短時間の釣りとしては大満足。

横十間川でハゼ釣り

7時すぎ、小名木川が合流するクローバー橋に到着。晴天だが、川面を渡る風が心地いい。遠くにスカイツリーがくっきりと見える。

クローバー橋越しにスカイツリーを望む(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

橋周辺はヘチから急深で、干潮時でも水深は1.5m前後あり、年間を通して魚の着き場になっている。上流の親水公園からの放水があり、流れに変化がある。

実績ポイントとあって、合流点周辺には多くの釣り人の姿が見られる。ノベ竿にウキ釣り仕掛けの人が多く、よく釣れている人に状況を聞くと「沖よりヘチのほうがアタリは多く、竿入れから入れ食いだ」と言う。

ちょうど水門の下が空いたので、そこで柵越しに竿を出すことにした。

当日のポイント周辺略図(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

当日のタックル

タックルは3.9mカーボン製渓流竿にミチイト0.8号を竿いっぱいに結ぶ。丸カンを介して袖バリ3号、ハリス0.4号7cmを接続。

ウキは軸付きセル玉ウキ8mmをゴム管止めした下に中通しセル玉5mmを2個楊枝止め。板オモリでウキ全体がゆっくりと沈み切るように浮力調整。ポイントの水深に応じてトップのウキが水面下5cmくらいにあるようにする。

エサはこの釣りに実績のあるマルキユーのハゼ専用エサ・ハゼほたてを使用。貝柱の繊維を3、4本ハリで引っかいて付け、5mmほどの長さにハサミで切る。

タックル(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

本命10cm登場し幸スタート

水深1.7mのヘチの護岸際に第1投。流れが速く釣りづらいが、底にエサを止めてアタリを待つと、流れでシモるウキが逆に移動。少し間を置いて聞きアワせると、竿先からプルプルとしたシグナルが伝わる。そのまま竿を立てて抜き上げると、水面を割って10cmの本命が登場。幸先のいいスタートだ。

続けて同型を5尾まで入れ掛かり。その後、アタリは多いものの、ハリ掛かりしないこともあったが、誘いを入れたり、アワセのタイミングを変えたりしていくとポツポツと釣れた。

水門口下が好ポイント(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

当日最大の13cm

30尾くらい釣るとアタリが遠くなったので、沖を探ることにした。流れが収まったので、沖目いっぱいに仕掛けを振り込んで、誘いをかけながら手前に引いてくる。

すると、途中でウキをフワッと水面まで上昇させたあと、すぐに水中深く消し込むアタリ。即アワセを入れるとグリッグリッとした手応え。すぐに強い引き込みに変わり、魚は沖へ、底へと走り回る。やりとりして上がってきたのは当日最大の13cm。

活性高まり入れ食い

水位が上がり始めると活性が高まってきたようで、どこでもひん繁にアタリが出るようになった。着底後のウキの動きに注視し、少しでも動いたら軽くアワセを入れると、10cm前後が一時は入れ食いに。

コンスタントに釣れて、エサ付けが忙しい。水中に沈めた網ビクは魚で満員状態。

当日の平均サイズ(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

9時すぎ、暑さが厳しくなってきたので、そろそろ終わりにしようと思っていたら、前触れもなくウキを消し込む明確なアタリ。アワせると竿先から絞り込まれる。トルクフルな引きを楽しみ抜き上げると、17cmウロハゼ。本命でなく残念。十分引きを楽しんだのでこの魚をもって納竿。

当日の釣果

釣果は8~13cm90尾と、朝の短時間の釣りとしては大満足。アベレージは10cmと型もよくなってきた。魚影は濃く、晩秋の落ちの時期になると数・型ともさらに楽しめそうだ。

短時間で好釣果(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年9月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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