男性に聞いた「人生最悪の“彼女との別れ”」と、男女の別れで気をつけたいこと
男女の付き合いの多くは、いずれ別れが訪れます。どちらも同じタイミングで「別れたい」となればスムーズかもしれませんが、どれだけ徳を積んだ人生でもこればかりはなかなか難しいものです。
男女の別れに痛みや傷はつきものですが、人生最悪だと思った恋人との別れとは、一体どんなものなのでしょうか?男性陣に聞いてみました。
LINEで長文で暴言を吐かれた後、即ブロック
・「付き合っているときは人生で一番充実してて楽しくて、これが“最後の恋”とまで思っていましたが、終わり方は最悪でした。LINEで巻物みたいな長文で文句を言われ、その後、即ブロック。インスタやFacebookなど繋がっていたSNSも全てブロックされ、反論したくてもできない状態に。次の日は大事な仕事があるのに、悔しくて一睡もできませんでした。趣味が同じなので、もしかしたら今後どこかでばったり会うこともあるかもしれませんが、もう彼女のことは視界に入れたくありません」(兵庫県在中・40代男性・会社員)
彼への不満が原因で別れたい場合、面と向かって言いにくいという理由から、LINEなどで別れを告げるという人は少なくないでしょう。しかし、彼への今までの不満など自分の言いたいことだけぶつけて、『相手の言い分は聞かないで即ブロック』というのは、とても自分勝手で一方的、そして冷静さに欠いた行為です。
相手は何も言わせてもらえなかった分、傷がより深くなります。
また、彼に不満をぶつけたい気持ちがあるときは、彼に対して「甘えの気持ち」があるとも言えます。つまり、まだ完全に彼への気持ちが冷めている状態ではないのです。
そんな状態で彼にひどい言葉を浴びせて別れを告げ、断絶(ブロック)までしてしまうと、「言い過ぎてしまった」「やっぱりやめておけばよかった」と後悔する可能性が高いのではないでしょうか。
「復縁したい」という気持ちが芽生えても、彼が受けた心の傷を考えると、元の関係性に戻るのは厳しいでしょう。
身近な存在に奪われた
・「大学の頃、彼女とTVで告白企画の番組を見ていて、番組の中で告白が失敗した直後に、自分もなぜか振られました。その後、彼女はすぐに仲良くしてた友人Aと付き合い始めたんですが、僕と別れる前から付き合いは始まっていたらしいというのが分かりました(つまり二股されていた)。その後の大学生活、学食でご飯を食べるときは、元彼女と友人Aが近くのテーブルで一緒にいるのを見続ける日々を送ることに。無事人間不信になりました」(大阪府在中・40代・会社経営)
・「大学生のとき、同じサークルの後輩に彼女を寝取られてしまったこと」(海外在中・30代・会社経営)
それぞれ別の男性が、大学生時代の苦い思い出を打ち明けてくれました。大学生は、同じ大学同士で付き合うことが多く、人間関係も同じ大学内で親密になりがちです。同じ大学同士の恋愛の場合、別れても大学内などで会う確率が高く、彼女と新しい彼氏が一緒にいる場面を目にすることもあるでしょう。
若くて魅力的であれば異性との出会いが多くて当然です。それに、恋は“するもの”ではなく”落ちる”もの。なので、こればかりは抗えない部分もあると思いますが、可能ならば『元カレと今カレが親しい間柄』というのは極力避けたいものです。
もう少し広い視野を持って思考・行動してみてもいいかもしれません。
(ちなみに、今回答えてくれたお二人は、素晴らしい伴侶と巡り合い、現在は幸せな結婚生活を送られています。)
何も言わずに音信不通
・「僕の転職と同時に、いきなり音信不通になった…。その後どうしているか一切分からない。年月も経って流石にふっきれてますが、最悪だと思った別れは何か?と言われれば、コレをすぐ思い浮かべます」(神奈川県在中・30代・会社員)
・「彼女と会えるのは月に2回ぐらいだけど、毎日LINE、タイミング合えば電話もしていた。いつからか彼女からのLINEが少なくなり、返信が遅くなるようになった。仕事忙しいんだろうなと思って全然気にしてなかったけど、ある日から返信が一切来なくなった。しつこくしても迷惑かなと思ったけど気掛かりで、何回か気を遣いながら送っていたら、一ヶ月ぐらいしてようやく返事が。『ごめん、好きな人ができました』と。それならもっと早く言ってよ…、と思った」(愛知県在中・30代・フリーランス)
他に好きな人ができた、彼に興味がなくなった、彼のことが生理的に無理になった、彼が嫌いになった…音信不通になってしまう理由としてはこんなところが多いでしょうか。
何事もなかったかのように清算したい、静かにフェードアウトしたい、という気持ちは分からなくもないですが、いきなり連絡を絶たれた方はたまったもんじゃありません。「何かあったのか?」と心配で胸いっぱいになるでしょう。
一言でもいいので理由を告げてくれた方が、相手も次に進めます。
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不満だらけになったとしても、他に好きな人ができたとしても、もう興味がなくなったとしても、一度は本気で好きになった男性。
彼とのお別れの際は、最後に「ありがとう」という感謝の気持ちは伝えたいですね。
彼女から感謝の気持ちを伝えてもらえることで、「良い思い出として胸にしまっておけそう」「彼女にとって自分との付き合いは良いこともあったんだと考えられる」「せめてのもの慰めになる」という男性の声はとても多いです。
彼氏と「別れたい」「別れようかな」と思った際の参考になれば幸いです。
(mimot.(ミモット)/黄本 恵子)