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<見返りクレクレ義母>二世帯住宅で同居!助かると思っていたけれど……イヤな予感が【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私はマキ(31歳)。夫スグル(32歳)と生後6か月の娘アオイの3人家族です。夫の両親の家の2階に住んで、生活は完全に分離という形で同居しています。この同居生活、始める前は問題なさそうと思っていたのですが、実際に同居してみると気になることが出てきました。問題の発端は義母の言動。私はあまり社交的な方ではなく、どちらかというと受け身で、義母とは逆のタイプでした。かえってそれならうまくいくと思っていたのに……。最初に同居の話が出たのは、結婚の挨拶のときでした。

夫の両親が結婚の話を、快く受け入れてくれてホッとしました。そして話は結婚後の住むところになり、義母は完全に分離という形での二世帯住宅を提案してきたのです。

私は数年前に母を亡くしています。子どもはほしいと考えていましたし、義母が助けてくれたらありがたいと思いました。

それから夫と相談し、結果、義両親と同居することを決めました。住宅費を抑えられること、1階と2階で完全に分離した生活ができること、でもいざというときはお互い助け合えるといったメリットを感じたからです。 そして結婚して同居が始まり、1年ほどして娘を出産。産後あまり体調がよくありませんでした。義母は以前話していたとおり、娘の面倒をみるなどの手伝いをしてくれました。

とても感謝し、同居のメリットを十分に感じていたのですが、娘が生まれて半年経ったころから義母との付き合い方に疑問を感じるようになりました。

義母はさらっとお願いしますが、娘のお世話だけでも大変なのに買い出しのために車を出してほしいなんて……。それは私の役目なのでしょうか?

義両親との同居。生活は完全に分離しているし、上手くやっていけると思っていました。最初は問題なかったのですが、娘が生まれて半年ほど経ってから雲行きが変わってきました。今度の日曜、義兄たちが来るとのこと。その準備は、私もお手伝いしないとダメなのでしょうか? 出産後、義母にはたくさん助けてもらいました。だから少しぐらいの頼みごとは聞くべきだとは思うのですが……。この先の生活について、正直不安な気持ちが生まれてしまったのです。

甥と姪のドロドロ靴を洗うのは……私?「もう耐えられない!」

驚きました。甥と姪の靴洗いを頼まれるのは普通なのでしょうか? 義姉ができないことではありません。ですが私は今までの義母の恩があるので断りづらく、黙って靴を洗うことにしました。

今度は姪のお漏らしです。私が対応するべきこととは思えません。義姉もさすがに遠慮していますが、義母は聞く耳を持ちませんでした。

義家族の訪問、義母の用事の言いつけがとても負担です。どうしたらいいのかわからないですし、助けてくれる人もいないので私は限界でした。

うっぷんが溜まった私は、夜遅く仕事から帰ってきた夫に今日の出来事を話そうとしました。涙が出てきました。大変。つらい。あんまりだ。いろんな感情がわき出てきます。

夫はその場にいなかったので、何が大変だったか、何を手伝わされたのか説明しました。言えば言うほど「それは私がするべきなことなのだろうか」と疑問が浮かんできます。

アオイは夜泣きの回数が多く、私は睡眠時間を削られて疲れています。

夫の言うことも一理あるのかもしれませんが、私はつらいのです。義母には産後、とてもお世話になりました。だからそのお返しとして、できる限り要望には応えなければいけないのかも……。そうは思っても、義兄一家が遊びに来たときに、当たり前のように仕事を言いつけられるのは納得できないのです。義兄や、そのお嫁さんには何も頼まないのに。私は夫に大変だと訴えました。しかし夫はキョトンとした様子。必死の訴えだったのにもしかして全然響いてないのかもしれません。

【義母の気持ち】みんなでワイワイするのが夢だったの!「手伝ってね」

私はミナコ(60歳)。3人いる息子たちが独立してしばらくは、戸建てで夫と2人暮らしをしていました。三男のスグルが結婚するにあたって、夫婦でうちの2階に住んでもらうことに。生活は完全分離の同居です。スグルのお嫁さんのマキちゃんは母親を亡くしているから、私がたった一人の母として支えてあげないと。実際私はマキちゃんが孫のアオイを出産したとき、面倒をみてあげました。でも孫も生後半年になり、マキちゃんも少し落ち着いたでしょう。次はマキちゃんにいろいろ手伝ってもらう番です。

私は買い出しに行ったり、掃除をしたり、できる限りマキちゃんのお手伝いをしました。マキちゃんの体調も次第に良くなりました。そして孫のハーフバースデーパーティーとやらをした頃、もう私は手を貸さなくてもいいように感じたのです。

手を貸したぶん、お返しをしてもらって何が悪いのでしょうか。そして私は考えていたとおり、マキちゃんにいろいろと手伝ってもらいました。長男家族が遊びに来たときも、2階にいるマキちゃんを1階に呼びました。

私が孫を見てるし、こまごまと動いてもらっても大丈夫でしょう。長男と次男の嫁は、それぞれ実家とのつながりが強いです。だから何となく用事を言いつけにくいのです。でも、同居しているマキちゃんにとってはうちが実家のようなもの。2人で一緒に頑張りましょう!

長男家族におもてなしができて私は大満足です。だから気づいていなかったのです。マキちゃんがげんなりした表情を浮かべていることを。そしてこの先、思わぬ事態になることにも。

お嫁さんのマキちゃんは、義両親である私や夫にも丁寧に接してくれるいい子。私は、実の子と同じように可愛がりたいと思っています。実際、マキちゃんが孫を出産して体調を崩したときには、こまめに世話をしました。私が手を貸したぶん、今度はマキちゃんにお返しをしてもらうのは自然なことですよね。長男、次男の家族を呼んでみんなで賑やかに食卓を囲むのは、マキちゃんにとっても楽しいひとときのはずです。

【私の気持ち】「ツライ!」「同居なんてしなきゃよかった!」義母の反応は?

私は意を決し、義母に今の気持ちを伝えることにしました。

「でも、みんなでワイワイ楽しく過ごすには、もてなす側の私たちが裏で動かなくちゃ」 義母は一方的に話しだしました。親戚がいて義両親がいて、気が休まるはずがありません。

「育児で疲れてネガティブになっているのね」 義母にポンポンと肩を叩かれながら感じました。義母には話が通じない……? 少し育児が落ち着いて義母と向き合うことが多くなったことで、私は違和感に気づいたのです。

私の必死の訴えは義母にはまったく響かず、手伝いは続きます。私は、我慢の限界に達し、帰ってきた夫に気持ちをぶつけました。

義母には産後助けてもらった恩があります。だから私も手伝いはできないと強く言うことができませんでした。でも、今の扱いはあんまりです。

「わかった。もう手伝いはしなくていいよ」「今まで頑張ってくれてありがとう」 普段大声を出さない私の訴えに、夫はようやく私の気持ちを理解し、行動してくれることになりました。

夫が義母と話し合ってくれることになり、その場に私も行くことにしました。義父、義母、私、夫、娘がその席に着きました。

義母は明るくそう言いますが、私は家政婦ではありません。手に負えない状況なのはわかっていて、私に頼んでいたのです。今までの扱いはあんまりじゃないかと思っているのですが、伝わっていません。

義両親と私たち一家での家族会議が始まり、夫は私に代わり、現状では困ると訴えてくれました。しかし、それでも義母にはあまり響いていない様子。これはもう、私が押し殺してきた本音をすべて伝えるしかありません。

意外な人物が、義母に思わぬ発言!?「ちょっと頼りすぎだよ」

私は改めて義母へ感謝の気持ちを伝えました。義母のサポートがあったからこそ産後の大変な時期を乗りこえられたことは事実です。

「お手伝いさん? そんなつもりはないわよ」 気兼ねなくお願いをしている、本当の娘のように思っている。義母の言葉に驚きました。こまごまとした用事や雑用を頼まれている今の状況とはあまりに違う認識です。 そこへ、私と同じように感じている人が……。

「他の息子嫁さんはくつろげるのに、マキちゃんだけ働くのは不公平だろう」 「不満に思うのも当然だよ」 普段あまりしゃべらない義父が口を開いたのでびっくりです。夫も義母も驚いているようです。

「助け合いは見返りを求めるものじゃないだろう」 「こんなにマキを疲れさせるなら、同居解消も考えるよ」 義父からの指摘に加え、夫も釘を刺してくれて、義母もようやく状況が飲み込めた様子です。

「マキちゃんごめんなさい……みんなで仲良くしたくて。私舞い上がっていたんだわ」 状況を理解した義母はガクッと肩を落としました。こぼした本音に、「悪いひとじゃないんだよな」と私は改めて感じました。

義兄一家が遊びに来ると、私を使っておもてなしをしようとする義母。私と夫で話をしても、義母にはあまり響かない模様でした。家族団らんの場にいられて私も楽しいはずだと、とんちんかんなことを言われて、耐えかねて私が黙ったところへ、義父が思わぬフォローをしてくれました。普段口数の少ない義父が私の意見は正しいと言ってくれたおかげで義母が状況を理解してくれました。けれど、恩も感じている義母を私は責めたかったのでしょうか? 私は原因が義母だけにあるとは思えないのです。

「お義母さんには感謝してます」本当の意味の助け合いとは!?

落ち込む義母と、うんうんとうなずく義父と夫。 わかってもらえたうれしさはありましたが、どこか心にひっかかりが残ります。これまでのことを思い出して、私はふと気づきました。

義兄家族が遊びに来たとき、いつも大変な思いをしてきたのは義母と私です。つまり、義父と夫は状況を理解していたものの、助けてはくれませんでした。

みんなが楽しく過ごすためには、お互いの協力が必要です。私もできることはしていきたいです。

今回の問題は無事に解決しました。義兄たちが遊びにきたときは、私は基本1階へは行かない。行くとしてもたまにする。義母だけでは回せない雑用は、ちゃんと義父や夫にも手伝ってもらう。このように取り決めたことで、私のストレスは減りました。

明るい義母と内気な私、無口な義父とお気楽な夫と、でこぼこしている家族。でもせっかく同じ屋根の下に住んでいるのだから、これからも仲良く暮らしていきたいです。

義母が私を家政婦のように扱う件、なんとか解決しました。つらいと義母に話しても理解してもらえなかったときには、この先どうなるんだろうと不安でした。でもみんなで話し合い、わかってもらえました。義母もほかの家族もとんちんかんなところはありますが、根がよい人たちなので、仲違いして終わらなくてよかったです。同じ屋根の下で暮らしている以上、これからも義両親との間で問題が発生するかもしれません。そのときは夫にも協力してもらって解決したいと思います。


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