50代男性がロマンス詐欺で90万円被害 通販サイト開設勧められ 名張署
三重県警名張署は9月11日、伊賀市の50代作業員男性がSNSで知り合った女性を名乗る人物から海外のネット通販サイトの運営を勧められ、現金と暗号資産計約90万円をだまし取られたと発表した。同署はロマンス詐欺とみて捜査している。
同署によると、男性は8月中旬に動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で知り合った「あやこ」と名乗る人物と無料通信アプリ「LINE(ライン)」でやりとりをするうち、海外のネット通販サイトの開設を勧められた。「運営は全部会社がやってくれる」と説明され、「注文が入った」などと言われるたび、男性は8月28日から9月8日までの間に仕入れ代金として現金や暗号資産を指定された口座に振り込むなどして、だまし取られた。
9月8日に男性が家族から「詐欺では」と指摘され、同署に相談。被害が発覚した。
同署によると、ロマンス詐欺は管内で今年1月から8月末までに4件発生し、被害総額は約570万円。