【姫路市】藤井聡太竜王が選ぶ「勝負めし」は? 竜王戦の姫路開催で対局中の食事メニュー募集
将棋のタイトル戦の一つ「第38期竜王戦」の七番勝負第5局が11月28日・29日、姫路文学館(同市山野井町)の茶室「望景亭」で開催されることが決まった。ビッグタイトルを賭けた対局をまちぐるみでバックアップするため、姫路観光コンベンションビューローが藤井聡太竜王と挑戦者に提供する「勝負めし」の候補メニューを募集している。
勝負めしとは、特にスポーツの分野で試合直前に願掛けや験担ぎの意味で食べられる食事の通称。将棋の世界では、藤井竜王が14歳での史上最年少プロデビューから無敗のまま歴代最多の29連勝という記録を樹立するまでの過程で、対局中に食べたメニューがにわかに取り上げられるようになり、ファンの開催地巡りにつながるようになって脚光を浴びている。
このことから、同ビューローでも対局する2人を食の面から応援するとともに、地元の食の魅力を全国発信しようと企画した。勝負めし、勝負スイーツ、勝負ドリンクの3部門各10品程度を選考し、両日の食事と休憩用メニューとして2人に手渡す。
応募条件は市内で飲食・製菓事業を展開する事業者で、実店舗が市内にあること。1事業者につき各部門1品までの応募とし、既存メニューでもオリジナルメニューでも応募可能。ただし、品名に地名など「姫路らしさ」が入っており、11月1日から来年1月31日までの間、一般の人が購入または飲食できなければならない。ご当地らしさ、独自性、見映え、メニュー全体のバランスなどの観点で採用の可否を決める。
参加申し込みは特設ホームページ(https://himeji-shoubumeshi.com)の応募フォームで7月25日まで受け付けている。問い合わせは「姫路対局 勝負めしプロジェクト」事務局(JTB姫路支店内、電話079-241-7947)。
ほかにも、市は11月を「将棋月間」とし、人間将棋 姫路の陣」(1日・2日、姫路城三の丸広場)や市長杯子ども将棋大会(15日・16日、市民会館)、竜王戦大盤解説会(29日、アクリエひめじ)など多彩な将棋イベントを展開し、竜王戦の歓迎ムードを盛り上げながら観光誘客を進める計画を立てている。