【真剣検証】イケメンは何をやってもカッコいいのか? 変顔メイクをしたら面白くなるのか? たしかめてみた!
当編集部の男性メンバーは私(佐藤)を含めて、とくに取り柄のないおっさんたちである。強いていえば、世間ずれした非常識なおっさんたちである。これは決して、自らを卑下(ひげ)しているのではなく事実だ。ついでにいえば並顔、何ならちょっとブサイクな部類に入るかもしれない。
だが、1人だけ明らかに全体とトーンの違う顔面の持ち主がいる。イケメン古沢崇道である。
イケメンと接する機会の少なかった私は、彼を見ていて、ふと疑問が浮かんだ。イケメンは何をやってもイケメンなのだろうか? それをたしかめるために、彼と私で変顔メイクに挑んでみた! はたしてイケメンは果てしなくイケメンなのか!?
油性マジック塗った上から白の顔料をベタ塗りしたらこんな感じに…!
・何をやってもイケメンなのか?
古沢崇道はイケメンだ、顔立ちが整っている。もしかすると、私が今までに出会ってきた男性のなかで、1、2を争うほどのイケメンかも。初めて会ったころから、そのことには気づいていたけど、近頃ますますイケメンであることを思い知らされている。
というのは、最近全メンバー参加型の企画を実施しており、その度にみんなの写真を加工している。すると、自然と古沢の顔を見る頻度も高まるのだ。1人ひとりの顔をじっくり見ていくと、彼だけが際立って整っていることがよくわかる。
3月30日の「マフィア出社」の記事で、全員が取っ組み合う写真を見ると、1人だけカッコ良すぎ、他の全員は漏れなくブサイク。ギャグアニメに1人だけシリアスな実写で混ざってきたみたいになっている。
そこで私は考えた。
「イケメンは何をやってもイケメンのままなのだろうか? 私がやるような変顔メイクをやれば、イケメンでも面白おかしくなるんじゃないのか?」と。
私と古沢の2人で、同じように顔に落書きをして変顔メイクをすれば、「イケメンは何をやってもイケメン」説の真相がたしかめられるはず。
さっそく検証開始! まずはご覧ください。左が顔立ちの整ったイケメン古沢。右は並の顔、もしくは中の下くらいの顔立ちの私である。各々の顔をキャンバスとして、いろいろと描き加えられていく。
描き手は「ギャグの神様」にして「言い間違い王」。せんべろプロデューサーとして当サイトの読者の間でよく知られるYoshioである。彼に面白くできないものはない! ……と思う。
・いざ、変顔メイク!
Yoshio「変顔メイクなら俺に任せろ! まずは定番のコレだな」
古沢「カッコよくしてください」
佐藤「そこは面白くしてください、だろ」
Yoshio「佐藤さんはこの字だな」
佐藤「俺は何でも似合っちゃうからなあ」
古沢「何でも似合うのうらやましい」
まずはコレ、定番の「肉」。漢字1文字程度では、整った顔立ちは1ミリに崩れることはない。むしろ、「面白」よりも「お寒い」方に針が振れている気さえする。
一方の私は「中」の字が馴染んでいる。まるでずっとそういう人だったかのようにも見える。同じことをしているはずなのに、印象が全然違うなあ。
Yoshio「次はコレかな。ホクロ毛なんてどうだろう」
古沢「カッコよくしてくださいよ」
佐藤「カッコいいはもう諦めろ」
古沢「どうっすか?」
佐藤「なぜだろう、カッコいい。ホクロ毛でも古沢のイケメンにヒビを入れることはできんか」
佐藤「俺はどうだ?」
古沢「自然ですね。そういうおじさん、駅にいますね。今日すれ違いました」
佐藤「そんなわけねえだろ」
Yoshio「じゃあもっと思いっきり行くか。次はコレだ」
古沢「え~、カッコよく……」
古沢「どうですか? 面白くなりました?」
佐藤「なんでだろうなあ。全然面白くないし、カッコよさが崩れてる気もしない」
佐藤「俺は?」
古沢「自然ですね、それだけ顔に書かれているのに、馴染むのも変ですね。ブサイクだから吸収しちゃうのかな?」
佐藤「吸収ってなんだよ」
Yoshio「じゃあ、コレは? 1本眉」
古沢「どうですか?」
佐藤「お! ようやく何かが動き出してきた感じはするぞ。でも、まだ面白いとは言えないけど」
佐藤「俺は?」
古沢「あ、いますよね! こういうコメディアン。誰だっけ?」
佐藤「もしかして、東八郎っぽいかも」
古沢「え? 誰ですか、それ」
佐藤「知らないか。知らないよな……」
Yoshio「コレもやんなきゃな、泥棒ヒゲ」
古沢「さすがにここまで来れば、面白くなるでしょう」
古沢「どうですか?」
佐藤「眉毛つないだら希望が見えたけど、なんか古沢の中のイケメンが、面白方向に行くのを拒んでいるように見える」
佐藤「俺は?」
古沢「いいっすね。変なおじさんっぽさが出てます。それにしてもYoshioさん、口塗るの下手だな」
Yoshio「ヒゲが邪魔でキレイに塗れなかったんだよ」
Yoshio「ダメ押しはコレだ! テープで豚鼻!」
古沢「ここまでやるんですか? ここまでやれば、もう面白いに決まってるでしょ」
古沢「どうですか?」
佐藤「やっぱりお前の中のイケメンが抵抗してるぞ。「意地でも面白には行かん!」って声が聞こえてくる」
佐藤「俺は?」
古沢「さすがっすねえ、プロがにじませるような悲壮感が出てます。おじいちゃん役とか行けそうですよ」
佐藤「同じ格好してんのに、出てるものが明らかに違うよな」
古沢「何なんすかねえ」
佐藤「もういっそのこと、白塗りにしちまうか」
古沢「行くとこまで行きましょう!」
~~ 5分後 ~~
古沢「どうですか?」
佐藤「面白くないな。っていうか、白塗りにしてもイケメンって、さすがすぎるぞ。どことなく吉沢亮に似てるのは気のせいではない」
佐藤「俺は?」
古沢「何かが起きそうな顔してますよね、いい意味で」
佐藤「面白を期待させる顔と理解しておくよ」
Yoshio「ちょっと試していい? ドラゴンボールのチャオズになれるんじゃないの? 眉毛を描いて~、ほっぺを赤くして~。ほら、チャオズ!」
古沢「どうですか?」
佐藤「なんかちょっと可愛くなってんじゃん。白塗りで可愛くなるとかあるんだな」
佐藤「俺は?」
古沢「チャオズっていうより、ジョーカーですね。ホアキン・フェニックスみたいでカッコいいですよ」
古沢「チャオズジャンプ!」
佐藤「じゃあ俺もチャオス、じゃなくてチャオズジャンプ!」
生成AI(Gemini)で加工したらそれっぽくなりましたよ!
結論! イケメンに変顔メイクをしても面白くならない!
イケメンはやっぱり何やってもイケメンでした!
~~ おわり ~~
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24