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記念トレインや新マスコットキャラで未来に続く鉄道をアピール TXが20周年記念イベント(茨城県つくば市など)

鉄道チャンネル

ヘッドマークとサイドのシールで節目の年をアピールする「開業20周年記念トレイン」(資料:首都圏新都市鉄道)

2025年に全線開業50周年を迎えるのは山陽新幹線。それでは開業20周年は? 答えは名鉄空港線(常滑~中部国際空港4.2キロ、開業日2005年1月29日)、福岡市交通局七隈線(橋本~博多〈当初は天神南〉13.6キロ、同年2月3日)、そしてつくばエクスプレス(TX、企業名は首都圏新都市鉄道、秋葉原~つくば58.3キロ、同年8月24日)だ。

今夏に開業20周年を迎えるTXは、記念イベントや特別企画を実施。20周年記念ロゴマークや新しいマスコットキャラクターを制定するとともに、2025年4月1日から記念トレインを運行するなど、利用者や沿線関係者への謝意で、節目の年を盛り上げる。

他社線と相互直通運転しない、最近の都市鉄道では比較的珍しい形で20周年を迎えるTX。その原点は、1978年の「第二常磐線構想」と、続く「常磐新線」にあった。1960~1970年代、朝通勤通学時の激しいラッシュで、時に窓ガラスが割れる事態も発生した国鉄(当時)常磐線の混雑緩和が目的だった。

鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)の前身にあたる、日本鉄道建設公団が建設。最高速度は時速130キロ、現在の1日平均乗車人員は40万人を超え、利用者は通勤・通学、観光、ビジネスと広範にわたる。

記念ロゴマークは、高層マンションが建ち並び緑も多い沿線を走り抜ける代表車両TX-1000系、TX-3000系がモチーフだ。

車両と沿線をデザインした記念ロゴマーク。鉄道ファンは2編成の車両の違いに要注目(資料:首都圏新都市鉄道)

マスコットキャラクターは、力強く純粋で幸運を呼ぶとされる一角獣・ユニコーンがモデル。東京都心からつくばへと続く「夢の懸け橋」になるTXの願いを託した。乗務員や駅係員が特製ピンバッチを着用する。

ユニコーンがモデルのマスコットキャラ。運輸制服(左)と技術制服(右)の2バージョンが登場(資料:首都圏新都市鉄道)

年度替わりの4月1日から登場する「開業20周年記念トレイン」は、記念ロゴマークのヘッドマーク、ステッカーを車体に掲出。TX-2000系(2編成12両)で、2025年12月下旬まで運転する。

記念イベントは、TX沿線トリップウォーク(4月以降)、記念グッズ発売(同)、記念セレモニー(8月24日)、記念トレイン第2弾(同日以降)などを予定。詳細は特設サイトで発信する。

渡邊良社長は、「今後も地域密着の鉄道として、時代や技術革新に柔軟に対応した輸送サービスの進化、沿線価値の向上に取り組んでいく」とコメントした。

記事:上里夏生

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