「光熱費が高い人」が“食器洗い”でやりがちな3つのNG「全部やってるわ…」「反省」
節約生活スペシャリストの三木ちなです。毎日何回も行う食器洗いは、たくさんのお湯を消費します。なんとなく自分流のやり方でやっていると、水道代や光熱費がかさむかもしれません……。ここでは、光熱費が高い人がやりがちな「NGな食器洗い」のポイントをご紹介します。
NGその1.食器をシンクに放置する
食べ終えた後、すぐに食器を洗っていますか? 汚れは乾燥するとこびりつきが強くなり、なかなか落ちなくなります。そのため、汚れを洗い流すための湯量が増え、水道光熱費がかさむ原因に……。
食後すぐに食器洗いできない場合も、「水につける」「つけ置き用洗剤をスプレーする」など、汚れが落ちやすくなる行動をとりましょう。
NGその2.スポンジを泡立てない
スポンジに台所用洗剤をつけた後、すぐに食器を洗い始めていませんか? なんでもない行動かもしれませんが、じつはこれも間違いです。
洗剤はしっかりと泡立てることで、洗浄力を発揮します。液体洗剤がついたままの状態と、きちんと泡立ててからスポンジを使うのとでは、汚れの落ち方に差が出るんです。
まずはスポンジに水を含ませておくことが大事。その後に洗剤をのせ、手でしっかり揉み込んで泡立てましょう。揉み込む回数は5回程度で十分です。
きちんと泡立てたスポンジで洗うと、洗剤を何度も付け足さなくても汚れがすっきり落ちます。使用するお湯の量はもちろん、洗剤の節約にもなり一石二鳥です。
NGその3.お湯の温度を高く設定する
給湯器の設定温度が高すぎるのも問題です。設定温度が高いほど高温のお湯を沸かす必要があるため、消費電力も大きくなります。
普段から蛇口で水温を調節している人は、設定温度が“高すぎ”の場合があります。食器洗いなら、冬でもぬるめの温度で十分汚れや洗剤が落ちます。
湯沸かしにかかるムダな電力を出さないよう、ご自宅の給湯器の温度を見直しましょう。
ただしシングルレバー混合水栓やサーモスタット混合水栓の場合は、給湯温度が低すぎると負担がかかり故障する恐れがありますので、実際使うお湯の温度より高めの50〜60℃を目安にしましょう。このとき、キッチンの水栓を完全に湯側にハンドルを切ると熱いお湯が出ますので、お湯を出す際には気をつけてくださいね。
光熱費を意識すると食器洗いもラクになる
食器洗いの光熱費を減らすには、「つけ置き」や「洗剤の泡立て」が有効です。こういった節約術を実践すると、汚れがするっと落ちるようになり、食器洗いの負担も軽減できます。
今日から取り組めますので、自分の洗い方を見直しながらぜひ試してみてください。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア