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消防局 災害時の重機操縦術学ぶ 解体業者が技術指導

タウンニュース

研修の様子。重機の連携を見守る消防士

相模原市消防局は7月10日、下溝防災消防訓練場(南区下溝)で重機操縦の技術研修を実施した。研修には市内の4つの解体業者が協力。消防士と連携して災害時における土砂運搬の作業を確認するなどした。

相模原消防署緑が丘分署(中央区緑が丘)には消防庁から貸与されている重機1台がある。この日はその重機と業者が用意した重機を使用し、土砂運搬作業を実施した。1台が土砂を崩し移動し、もう1台がそれをダンプに載せる場面を想定。消防士は日ごろから重機を扱う業者の実用的なアドバイスを受けながら、「いざ」への備えを学んだ。

災害時は各地から支援に訪れる消防士や業者と共に作業をする必要がある中、普段は1台での訓練となってしまう。参加した消防士のひとりは「こういった複数の重機を用いての訓練はなかなかできない。貴重な機会だ」などと話した。講師を担当した一般社団法人神奈川県建物解体業協会の児島徹さん(児島工務店/横浜市)は「相模原市の消防の技術は高いと聞いている。技術力のアップに貢献できれば」と話した。

訓練に協力したのはエコ・アシスト(中央区青葉)、大川商事(中央区上溝)、高城解体(同)、高城建材工業(南区御園)、の4社。いずれも同協会の会員。

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