卵の美味しさが迫りくるシュークリーム発見♡神戸・春日野道商店街『ぴらにやカフェ』 神戸市
阪急と阪神の「春日野道」両駅をつなぐアーケード商店街「春日野道商店街」の一角に、シュークリームの美味しいカフェがあるという噂を聞きつけ、行ってきました。
阪急春日野道駅から歩いて5分ほど、シュークリームという文字が見える赤いのぼりに『ぴらにやカフェ』という黄色い看板が目印。阪神春日野道駅からは2分くらいの至近距離にあります。
お店に入ってすぐに目に入ったのは、丸いテーブルに並ぶコーヒー豆と、すぐ横にはパックで包装された美味しそうなたくさんの焼き菓子たち。
奥にある洋生菓子のショーケースに、お目当ての「シュークリーム」(330円・税込)を発見!ドリンクが付くお得な「SWEETS SET」にして、コーヒーもいただきます。
ここで、入り口にあった円卓に再注目!8種類のコーヒー豆にはそれぞれに説明書きがあり、それを参考に気になるボトルのふたを開けて香りをかぎながら好みのものを選べる、いわばコーヒー豆のテスター台なんです♪
今回はタンザニア産の「ンゴロンゴロ」という豆をセレクト。待望のシュークリームが挽きたてのコーヒーと一緒に登場すると、美しさはもちろん、はみ出しそうなクリームのボリュームと鮮やかな色味に目を奪われます。
さあ、どう攻略しようといつも悩まされるのがシュークリームの形状。オーナーの中野竜志さんによると、まずは上部のシュー皮を持ち上げ、そこにカスタードクリームを付けて食べる方が多いとか。筆者もならっていただきます。
軽やかな皮に、カスタードクリームをたっぷりのせて一口。ほんのりだけどしっかり感じられる皮の塩味に、見た目を裏切らないクリームの濃厚さがマッチ。無駄のないシンプルな美味しさから素材の良さが伝わってきます。
聞くと、使っているのは長田の増田製粉所の小麦粉に仏ゲランドの塩、発酵バターとこだわりが感じられるものばかり。なかでも卵は、夕日を思わせるオレンジ色の黄身で知られるブランド卵「高砂の夕日」を使っているそう。カスタードの美味しさに納得です。
この卵のポテンシャルが最大限に引き出されているスイーツがもうひとつ!それはこのプリン。さきほどのカスタードクリームと同じく鮮やかなオレンジ色です。
こちらも、さきほどのカスタードと同様、甘さは控えめですが濃厚な味わいに。卵の美味しさそのものをいただいているように感じます。
「シュークリームやプリンには卵黄だけ使うので、残った白身部分で主にメレンゲのクッキーを焼いてます」と中野さん。この日もちょうどオーブンに入れる前の「メレンゲボンボン」の形成の様子を見せてくれました。
お客さんをがぶりと嚙みついて逃がさないぞ、とう想いからつけたという『ぴらにやカフェ』も今年で16年目。「腕がない分、素材で勝負しているんです」などと謙遜される中野さんですが、「神戸スイーツフェア2018」では名店43店舗に選ばれるなど、たくさんのファンが彼の作るお菓子に胃袋をつかまれているようです。
店頭には自動販売機も設置されており、クッキーなどの焼き菓子を中心に24時間購入することが可能。オーナー手作りの美味しいスイーツを自宅で気軽に味わえますよ。
場所
ぴらにやカフェ
(神戸市中央区筒井町3-2-13)
営業時間
11:00~19:00
定休日
月曜日、火曜日