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M!LK 超満員の大阪城ホールで結成10周年を記念した初のアリーナツアー完遂!10年を振り返る新旧の人気楽曲から個性の光るソロ曲まで披露!

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10th Anniversary M!LK ARENA TOUR 2024「I CAN DRINK!」(C)笹森健一

 結成10周年を迎えた佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人からなる5人組のダンスボーカルグループ・M!LK。22日、結成10周年を記念した10th Anniversary M!LK ARENA TOUR 2024「I CAN DRINK!」のファイナル・大阪城ホール公演を開催した。


 佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人からなる大注目の5人組ダンスボーカルユニット・M!LKが12月22日(日)に大阪城ホールにて、結成10周年を記念したグループ初のアリーナツアー『10th Anniversary M!LK ARENA TOUR 2024「I CAN DRINK!」』のファイナル公演を行った。

今年11月24日(日)に結成10周年を迎えたM!LKは、2023年11月から1年間を通じて全国に大きな愛と笑顔を届ける、様々なスペシャルプロジェクトBIG LOVE YEARを敢行。春には神奈川県・ぴあアリーナMMでの2デイズ公演を含む全国コンサートツアー「HERO」を大成功に収め、結成記念日当日は埼玉県・西武園ゆうえんちにて、一夜限りのスペシャルイベント「#はぴばみるく 〜M!LK10歳になりました!〜」を開催。BIG LOVE YEARを締め、10周年イヤーへの突入となる本ツアーは、11月3日(日)と4日(月・祝)の2日間にわたって、埼玉県・さいたまスーパーアリーナで実施。クライマックスとなる大阪城ホール公演のチケットはソールドアウトしており、会場は立見を含む超満員のみ!るきーず(ファンネーム)で埋め尽くされた。

 開演時間になると、大阪城ホールの巨大なスクリーンに、この10年間のライブヒストリーが映し出された。そして、スクリーンが開き、暗闇を切り裂く光に包まれた5人がメンバーカラーの煌めく衣装で登場。黄色い歓声が上がる中で、メンバーカラーのド派手なピンクに髪を染めた佐野が「大阪いくぞ!」と全力で気合いを入れ、「My Treasure」でライブをスタートさせた。続く「テルネロファイター」ではステージが上昇し、そのままセンターへと移動。山中の<誰かギュッてして?>というセリフに佐野が応えてハグをすると、会場からは悲鳴のような声が湧き上がり、「反抗期アバンチュール」「Brave Saga」では「盛り上がっていけるか?」と呼びかけた佐野の煽りによって観客の熱気とテンションは一気に引き上げられていった。

 ここでムービングステージはアリーナ後方へと移動。「ブルーシャワー」では息のあった清涼感たっぷりのダンスで魅せると、「HIKARI」では山中をムービングステージに残し、4人のメンバーはアリーナの客席を歩きながらパフォーマンスし、観客との距離を縮めてみせた。そのままシームレスで、雪豹のようなコートを羽織った山中のソロ楽曲「秘密のパレード〜誰もいない夢の街で」へとつなぐと、純粋で飾り気のないファルセットを響かせる山中は歌詞に登場するライオンと一緒に踊って、冬の夢の世界観を届けると、この季節にぴったりのラブソング「リンガベル」では5人のメンバーが投げキッスのクリスマスプレゼントを贈った。

ウィンターソングの二連発のあとで塩﨑の「冬もいいけど、夏もいいよね」という言葉を合図にムードは一変。「夏味ランデブー」ではシャチやスイカ、フラミンゴの浮き輪が投げ込まれて大騒ぎとなり、明るく元気よく行進する「Aiシャンデリア」ではステージに縦型の5つのベッドが登場。それぞれのメンバーが寝顔を見せる中で、おしゃぶりをくわえた吉田のアップがスクリーンに映し出されると場内からは微笑ましい歓声が起こった。さらに、そのままラウドでヘヴィーなミクスチャーロック「SAY YEAH」へとなだれ込むと、塩﨑と曽野、山中がラップを繰り出し、会場を左右に分けたコール&レスポンス合戦でも大いに盛り上った。

「毎日頑張ってるみんなに少しでも勇気が届けばいいなと思いました」と語った曽野のソロ曲「さあ今日も一歩ずつ前へ」はスタンドマイクで熱いメッセージを届け、佐野は中西保志の名曲「最後の雨」を切なく情熱的に歌い上げると、「シアワシェイク」では明るく賑やかなパーティー感を演出。曲の後半でステージ横の階段をダッシュで駆け上がったメンバーは「STARS」でトロッコに乗り込んで2階のスタンド席をぐるっと移動しながらしっかりとした歌声を響かせた。メンバーはバラバラのトロッコに乗っていたが、最新シングルのカップリングで本ツアーが初披露となった「Sparkle」でメインステージへと再集結。落ちサビを熱唱する吉田のもとに集合して抱き合うと、観客は高く掲げたペンライトを左右に揺らし、会場は心地よい一体感に包まれていった。

佐野が肉体美を披露し、メンバーそれぞれが映像や効果音とシンクロしたダンスを展開したダンスリミックスから後半戦へと突入。炎が立ち上がる中でのパフォーマンスとなった「Bad Liar」で怪しげで魅惑的な表情で惹きつけると、M!LKの結成の地である日本青年館から佐野、塩﨑、吉田の3人が車に乗り込み、山中と曽野が合流してバーベーキューを楽しむ映像を経て、塩﨑は筋トレを題材にしたユニークなEDM「マッちょっちょ!」で観客の笑いを誘い、吉田は自身が作詞作曲した失恋ソング「カーテン」をアコースティックギターを弾きながら心を込めてしっとりと歌唱。初のソロ楽曲ではメンバーそれぞれの魅力が存分に発揮されていたが、このギャップと幅の広さこそM!LKの真骨頂だろう。さらに、「エビバディグッジョブ!」では観客が完璧なコールを送ってメンバーを驚かせ、ひざまずいてプロポーズするフリが印象的なメジャーデビュー曲「Ribbon」から情熱を感じる青春ラブソング「かすかに、君だった。」という人気曲を経て、佐野の「この歌から始まりました」という言葉に導かれたデビューソング「コーヒーが飲めません」へ。過去映像をバックに佐野がアクロバティックな側転を披露すると、結成から10年を経て、コーヒーが飲めるようになったM!LKのアンサーソング「I CAN DRINK」のダンスブレイクでは、「コーヒーが飲めません」のフレーズと振付をサンプリング。10年間での成長と進化を体現しながら5人でハイタッチを交わし、最後はお馴染みのM!LKポーズで締めるという、この日、もっとも心に残るエモーショナルな構成となっていた。

 そして、メンバー同士でワチャワチャする「テレパシー」を披露し、5人で作詞した「夢路」では円陣を組みながら、約束を果たすまで<僕らは続けていく>と宣言。メンバーによる手書きの歌詞がスクリーンに映し出された「ERA」と熱いメッセージがまっすぐに伝わる楽曲を続け、ライブはクライマックスへ。手書きのメッセージを通して、改めて、メンバーからファンへの愛と感謝を届けると、本編の最後はこの5人で初めてレコーディングした思い出の曲であるアンセム「Winding Road」。右手を高く掲げながら<僕らは続ける>と再び、未来の夢に向けた決意を表明し、笑顔で手を振りながらステージを後にした。

み!るきーずの「もう一杯!」という声に応えたアンコールでは、メンバーは2階席に現れ、「Milky Snow」を歌いながらカラフルに光る電飾トロッコで回遊し、手を振りながらサインボールを投げ込んだ。ここで、来年3月5日にメジャー2ndアルバム『M!X』をリリースし、同年4月から7月にかけて全国6都市12公演に及ぶコンサートツアーの開催を発表すると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。会場の熱気が再び高まったところで、メンバーは本ツアーを振り返り、「心から楽しかったです」「とても幸せでした」と口を揃えて語った、さらに、佐野は「ステージに立って、みんなの前でパフォーマンスして、みんなに喜んでもらえる。これが幸せかって初めて実感しました。みんなが幸せになることが僕らの幸せなので、これからも幸せにします」と語りかけ、「夢のドームツアーに向けて、継続して頑張っていきたい」と約束。最後の曲は、大阪城ホール公演のみの「まっしろサンライズ」。メジャー直前のベストツアー「M!LK BEST L!VE TOUR 〜Thank you for your smile〜」で本編最後を飾っていた楽曲で、<足元に並ぶ5つの影は>というフレーズを心を込めて歌唱。ここで終わりかと思いきや、おなじみのバラエティーコーナーに突入。粉飴探しで負けた山中が罰ゲームとして熱湯風呂に入らされるが、最後は何故か5人で1つのお風呂に入ってはちゃめちゃにバカ騒ぎをする中で3時間を超えた初のアリーナツアーは大団円を迎えた。

なお、本ツアーのさいたまスーパーアリーナ公演の模様がU-NEXTで12月23日(月)19:00から独占配信。ライブ配信終了後、準備が整い次第、1月6日(日)23:59まで見逃し配信が可能となっている。また、M!LKは、12月31日(月)深夜23:45から放送されるTBS系音楽番組『CDTVライブ!ライブ!年越しスペシャル!2024→2025』への出演も決定している。

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