アラフォー妻が実践するレス解消の秘技。原因はなに? スキンシップ復活の3ステップ
「ダンナがしてくれなくて…」とセックスレスに嘆く女性は少なくありません。
近頃は女性用風俗や恋人レンタルに癒やしを求める人も増えていますが、中にはご主人と再び燃え上がることに成功した人も。その復活の「秘技」を教えてもらいました。
なぜレスになるのか?
【内藤みかのあたらしいのがお好き】
人はなぜレスになるのでしょうか。アラフォーのM奈さんの体験談から考えてみました。
彼女は、出産後にレスに陥ってしまったと言います。母親になり、赤ちゃんのことに気持ちが集中してしまったため、夫に構う余裕がなくなってしまったのだとか。
もう何カ月もしていない…と気づいた時にはすでに遅く、切り出すことをためらう雰囲気が夫婦の間にできあがっていました。
夜の授乳があるので、寝室を夫と別々にしたことで、2人の心も体も離れてしまったのです。
自爆する妻たち
多くの妻はレスについて、なぜか夫のせいにします。「ダンナがしてくれない」と嘆くのです。
しかしM奈さんは「私が子どもばかり見ていたのもいけなかった」と、原因は自分にもあると分析しました。
また焦るあまり、突然「今夜したいの」などと切り出し、断られるとキレて責め始める妻も多いもの。もっとも、男性もデリケートなので、ひさしぶりに行為を要求されてもすぐには準備ができないのです。
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まずは体型調整から
時間をかけてレスになっていったのですから、すぐに元に戻るものではありません。M奈さんは、まずは自分の体型を調整することから始めました。妊娠前から7キロ太ったままだったのです。
赤ちゃんがいることからジムに行く余裕はないので、産後用ピラティスや筋トレの動画を見て実践することにしました。夫が会社で仕事をしている昼間に、毎日1時間ずつ続けたそうです。
キツいと感じても、この体型のままではレスが続くと考え、耐えたのだとか。
一歩ずつ一歩ずつ綺麗に
子育てに必死で、髪はいつもひっつめでノーメーク、部屋着で過ごすことも多かったM奈さん。鏡に映った自分の姿を見て、これではいけないと感じ、家の中でも綺麗でいるようにしたそうです。
メークをしてヘアスタイルを整え、お気に入りの服を着ると、妊娠前のような華やいだ雰囲気が戻ってきました。
綺麗になると、テンションも上がり、家事や育児もゴキゲンでこなせるようになったのです。
毎日スキンシップ
でも肝心の夫が、痩せて綺麗になってきたM奈さんに気づきませんでした。
それでもM奈さんは、「ねえ、私、変わったと思わない?」などと問い詰めたりはしなかったそうです。「こちらが気づかせるより、彼が私を見て「なんか変わったね」と言ってくれる日を待った」と言うのです。
M奈さんはレス解消を急いではいませんでした。深夜に夫のベッドに乱入するような乱暴なことはせず、毎日少しずつ夫とスキンシップを重ねていったのです。
何カ月もお互いに触れ合ってこなかったので、いきなり抱き合うのはハードルが高いと感じたからです。
スキンシップの順番とは
M奈さんは最初、手をつなぐことから始めようと思ったのですが、外ではベビーカーを押しているのでそれができなかったのです。そのため、家の中にいるときにそっと彼の背中や腕に手を触れることにしました。
自然なタッチだったので、夫も嫌がってはいません。そこで次第に長く触れてみたり、手をギュッと握ってみたりとディープにタッチするようにしていきました。
するとさすがに夫から「どうしたの?」と聞かれましたがが、「なんとなく」などとフワッとごまかしたのです。
日々のタッチの積み重ね
最終的にM奈さんの気持ちが高まり、夫を背中からギュッと抱きしめてしまったそうです。その頃には彼も同じように高まっていて、振り向いた彼が抱きしめ返してきて、そのまま自然に復活したのだとか。
「いろんなところを触ってくるから、なんとなくその気になってきていた」と夫は言ったそうです。
最近M奈さんがキレイになってきたことにも気づいていて、魅力を感じていたとのこと。
急がず一歩一歩レス解消を目指したM奈さんの作戦、かなり有効かもしれません。
(内藤みか/作家)