キッチンカー事業者と協定 災害時に炊き出し
茅ヶ崎市は6月26日、(一社)日本キッチンカー経営審議会(山口純司理事長)と「災害時におけるキッチンカーによる炊き出しの実施等に関する協定」を締結した。
全国のキッチンカー事業者や関連企業など約700事業者(キッチンカー台数約2100台)が加盟している同審議会。今年1月に発生した能登半島地震の被災地では、2月以降1万食以上を提供したという。
自治体との協定締結も進めており、神奈川県内では茅ヶ崎が初。市は今後、大規模災害などで市だけでは応急対策を実施することが困難な場合、同審議会に炊き出し等の実施協力を要請できるようになる。
佐藤光市長は「災害は広域的に発生するので、被害が少ない地域から食料を提供してもらう仕組みがあることは心強い」とし、山口理事長は「防災訓練などにも参加し、日ごろから連携を深めていきたい」と話した。