橋本酉の市 商売繁盛、健康を願って 熊手を求める人で賑わう
橋本の大鷲(おおとり)神社で11月5日、橋本酉の市が開催され、商売繁盛を願い名物の縁起熊手を求める経営者や店主らで賑わった。
地域の商業者の繁栄と住民の安全安心、招福開運を願い、晩秋の風物詩となっている酉の市。一の酉にあたるこの日は、午後から神事が行われ、その後にオーケストラの演奏、歌謡ショーなどで盛り上がりを見せた。会場では飲食を楽しむ人や、福引で運試しをする来場者の姿も多く見られた。
「名物の熊手を購入しに訪れた」という西橋本でモーターの修理、販売などを手掛ける大川原電機の大川原勝さんは「商売繁盛と健康を願って50年近く毎年ここで熊手を購入している。ご利益がありますように」と笑顔を見せた。
酉の市を主催する橋本大鷲神社奉賛会の笹野稔会長は「10月末から天候不順で心配しましたが、好天にも恵まれて、皆さんのご協力のもと無事に開催することができました。今年はこれから二の酉、三の酉と続きます。ご来場、ご参拝をよろしくお願いいたします」と話す。
今年は三の酉も
酉の市は11月の酉の日に開催される伝統行事。橋本でも毎年開催される恒例の行事となっている。暦により2回と3回の年があり、今年は3回の年にあたる。二の酉は17日(日)、三の酉は29日(金)に開催される。時間は二の酉が午前10時から午後8時30分、三の酉が午前11時から午後8時30分まで。
イベントの詳細、問い合わせは杉佐屋【電話】042・772・3141、和風酒でじま【電話】042・772・2362。