渋谷にオープンしたサンマルクの新店「ベーカリーレストラン シー」はガチでコストパフォーマンスの高いお店なんじゃないのか?
「チョコクロ」でお馴染みのサンマルクカフェは、実をいうと好立地に出店しているケースが多い。たとえば、2024年3月にはベーカリーカフェの「ペトリコール」をJR新宿駅構内に出店している。そして9月30日には、ベーカリーレストラン「シー」を渋谷マークシティにオープンしているのだ。
派手じゃないけど良い場所に店がある。それがサンマルクの強みなのかも。実際、お店も良かったりする。シーを利用してみたところ、価格はそれほど安くないけど、その分、味もボリュームも価格に見合うものだった。コスパの高い店といって良いかも。
・サンマルクの新しいベーカリーレストラン
サンマルクは岡山に本社を置く、サンマルクホールディングス」が運営するカフェチェーンだ。運営ブランドはサンマルクカフェのほか、ベーカリーレストランのサンマルクや、鎌倉パスタなどがあり、幅広いジャンルを網羅している。
新たに渋谷に誕生したお店は、昨年9月にオープンした後楽園ラクーア店に続く2店舗目。店内で焼き上げたパンと、パンに合う料理やドリンクを提供しているという。
ちなみにお店は、渋谷マークシティの京王線側の建物(ウエストモール)にあり、JR渋谷駅側の建物からだと移動が難しいので気を付けて頂きたい。
店に入ると、すぐのところにパンがズラリと並んでいる。店内で焼き上げたパンが常時30種類以上あるそうだ。
イートインにもテイクアウトにも対応している。やっぱりパンはサンマルクの得意分野だよなあ。鎌倉パスタもパン食べ放題だし、全社で蓄えたレシピの数は相当なものに違いない。新店舗にはその知恵と技術が全部注ぎ込まれている気がするな。
卓上にはメニューがなく、QRコードをスマホで読み取って注文する仕組みを採用している。ここに限らず、メニューを置く店が少なくなった。スマホだと写真が小さいので、料理内容を把握しにくいんだけど、仕方ない。これも時代の流れだ……。
昼は、「パン2個付ランチ」というメニューがある。これは好きなパン2種類と、ハンバーグやクラムチャウダー・パスタなどがセットになっているものだ。1300~1500円台の価格設定になっている。
一瞬、「ちょっと高いかな」とも思ったけど、料理が出てきたらむしろ「安いかも」と感じた。というのは、パンが2個ついてくる。これのお得感がデカい。
注文を完了すると平皿が出てくる。これはパンを取るためのものである。
並んでいるパンは、価格を問わず好きなものを選ぶことができる。つまり、400円台のパンでも200円台でも、1個とカウントされるので、高いモノを選べばその分、お得というわけ。それなら高いの食っちゃうよね!
ってことで、私(佐藤)は「フォカッチャピザマルゲリータ」と「ミニキューブパン プリン」をチョイスした。それぞれ単品価格は税込421円と税込346円。
この日はバッタリ遭遇した編集部の中澤星児も一緒に入店している。彼は、「ハムチーズデニッシュ」(税込421円)と「ドーナツカスタードクリーム」(税込421円)を選んだ。
パンを取りに行っている間に、注文した「とろけるたまごのカルボナーラパスタ」(税込1529円)と「ミニスープ & サラダ」(税込220円)が来ていた。
ご覧あれ、テーブルの上はちょっとした宴みたいになってるやん! 昼メシにしちゃ豪勢だな。
一方、中澤は「若鳥のグリルラザニア風ミートソース」(税込1419円)を頼んだ。よく見ると、デニッシュパンはデカいな。
味はいずれも良いファミレスクオリティ。強いていえばロイヤルホストに近いだろうか。
価格的にもロイホに近いかな。今回のオーダーでは、ミニスープとサラダは余計だったな。思った以上にサイズが小さくて食い甲斐がなかったので、次は頼まないかも……。
総じて満足度は高かった。パスタやチキンもさることながら、やっぱりパンが付いて来るのは大きい。それも30種以上から値段関係なく好きなモノを選べるし、大きなパンをチョイスしたらかなりお腹いっぱいになる。我々おっさん2人が満腹になったということは、メインターゲットの女性なら、満腹度はさらに高いはず。
それにしても、サンマルクが新規出店するお店はどこも立地がいい。次のお店はどこに出すのか? やり手のサンマルクの次なる一手が気になる……。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ベーカリーレストラン シー 渋谷マークシティ店
住所 東京都渋谷区道玄坂1丁目12-1 渋谷マークシティ ウエストモール2F
時間 8:00~23:00
定休日 なし(施設に準ずる)
参考リンク:PRTIMES、サンマルクホールディングス
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24