行きつけの隠れ家にしたくなる“おひとり様専用”の台湾茶館で心地の良い至福の時間を 宝塚市
「本当は自分だけがこっそりと知っていたいな」と思ってしまうような素敵な隠れ家を発見。10月にオープンしたばかりの"おひとり様専用"の台湾茶館 『一以庵・宝塚 ひみつきち』(宝塚市)で心地の良い至福の時間を過ごしてきました。
お店の場所は阪急「宝塚南口駅」から徒歩で3分ほど。お洒落な赤の扉を開けて階段を上がった2階にあります。
木を基調にグリーンであしらわれた店内は小ぢんまりとしながらも天井が高く開放的な空間。自由に読むことのできる本もたくさんありました。
席は全て"おひとり様用"。テーブル席の他にボックス席もあるので何か集中して作業したい時に利用するのも良さそうです。
中国に40年行き来していたという店主の松平さん。帰国後に日常の中で一人になる場所って意外とないなと感じ、それなら「居場所」を作ろうと中国にいた時に得た知識から茶館をオープンさせることに。"自分が快適に過ごせる場こそお客さんにも快適な空間になるはず"と、心地良さにこだわった空間を作ったのだそう。
早速お茶を楽しんでみることに。急須と茶杯は好きなものを選べます。茶葉は台湾茶を中心に中国茶なども提供していて、"黒茶"、"花茶"、"緑茶"、"白茶"、"青茶"、"紅茶"など10種類以上ありました。お茶の種類は発酵の度合いなどで変わるのだそう。
今回チョイスしたのは"青茶(ウーロン茶)"の中から松平さんおすすめの「阿里山高山烏龍茶」。
お茶には茶點(お茶請け)がセットで付いてきて、保温容器にお湯を入れて出してくれます。1回の茶葉で五煎ほど楽しめるのだそう。
まず茶器を温めた後、急須に茶葉とお湯を注ぎます。お湯を入れたすぐからほんのりと良い香りがしてきます。
濃度を均一にするため一旦茶海にお茶を注いでから茶杯に。
一煎目の出来上がり!茶杯を口に近づけるとお茶のいい香りに包まれます。一口目を飲んでみると深い旨みが口いっぱいに広がります。美味しい!普段飲んでいるお茶と全然違います。甘い余韻がずっと口の中に残り心地良い気分になります。
この日の茶點はドライストロベリー、ドライマンゴー、スターフーズ、カボチャの種。お茶との相性は抜群です。
一煎目をあっという間に飲み干してしまい二煎目を。一煎目より色が濃く、味が芳醇なのに渋くはなく味の変化も楽しめます。台湾茶は葉を丸ごと入れるため、徐々に出てくるそうでそれも魅力の一つらしい。
お茶を注ぎながら飲んでいるとゆったりとした気持ちになり身体の余計な力が抜けていきます。すごく贅沢な"ひとり時間"は至福の時でした。気がつくと四煎目までお茶を楽しみ、2時間ほど滞在していました。
台湾茶、中国茶といえば作法や飲み方の敷居が高いイメージがしていましたが、同店では気軽にリーズナブルに楽しむことができます。そこにいるだけで自然にリラックスできる素敵な隠れ家。行きつけになりそうな予感です!
場所
台湾茶館 一以庵・宝塚 ひみつきち
(宝塚市湯本町1-38)
営業時間
(月〜土)9:00〜21:00
(日・祝)8:00〜18:00
定休日
不定休